大学院合格おめでとうございます。Aさんは、大卒ではないですが、大学院入試にチャレンジされたんですよね?最初は大学に行こうと思って、中央ゼミナールに来られたそうですね。

ありがとうございます。そうなんです。始めは、大学の学部で経営学か経済学を学びたいと思っていました。ただ年齢や、学部の夜間だと卒業までに4年以上かかることも気になっていました。

高卒でもいきなり大学院受験という道があると知って、チャレンジなさったんですね。

はい。中央ゼミナールの赤田先生に教えていただきました。自分には無理かもしれないけど、ダメ元で受けようと思いました。

高校卒業の際には、大学進学は考えなかったんですか?

商業高校ということもあり、大学進学している人は少なかったです。後から思えば、行っておけばよかったと後悔ばかりでした。今更という思いと、今からでもという思いが葛藤し何年か過ぎました。学びたい時が学ぶ時だと、知人に背中を押され、まずは予備校に通うことから始めました。

OLとして働く中で、どうして大学に行こうと思ったんですか?

経験も大切ですが、知識も大切だと社会に出て痛感しました。総合的に理論を分かっていれば、より視野が広がり幅広い可能性、選択が生まれると思います。

いきなり大学院にチャレンジできると聞いた時はどう思いましたか?

目から鱗でした。また、自分には難しいだろうなという後ろ向きな気持ちも正直少なからずありました。

チャレンジの決意はすぐにつきましたか?

はい。すぐにつきました。迷いはなかったです。中ゼミでは、一人の先生から指導が受けられる研究計画書対策のコースもあるので安心して取り組むことができました。また、事前に大学院の説明会にも参加し授業内容や方針に魅力を感じ、すぐに受験準備と勉強に取り掛かりました。

法政大学の政策創造研究科を受験したのはどういういきさつですか?

大学院の説明会に行き、教授に学歴や研究内容について個別相談にのっていただきました。経済、経営、政治、行政、法律などを幅広く学べる実践的な授業内容や仕事を続けながら通える方針などが自分にピッタリだと思いました。学歴や職歴、年齢も様々なので、学問のみならず人間として視野が広がる良い機会だと思いました。受験準備の段階では、弱気な気持ちもありましたが、試験日直前には絶対受かりたい!!という熱い気持ちになっていました。

受験準備の研究計画書はどのように作成してゆきましたか?

中央ゼミナールの赤田先生との相談のもと、自身の経験と合わせた研究テーマにしました。経験値のないテーマよりも、経験を活かせるものにした方が面接の際にも対応しやすいと思います。

面接対策はどのように?

何回も何回も模擬面談をしていただきました。きっと先生が嫌になるくらい(笑)、何度もしていただきました。そして、中ゼミにおける過去問(面接欄)の閲覧。同じ大学院の同じ科の過去問はなかったので、他大学院の社会人入試過去問をくまなく閲覧しました。また、面接官は敵対的という前提で、意地悪な質問に対する返答を不足がない様に考えていました。

本番はいかがでしたか?

選考方法は、面接のみです。緊張して話したいことの半分も話せませんでした。しかし、相手の話もしっかりと相槌を打ちながら聞くことも同じくらい大切だと思いました。また、面接というと身構えますが、今後お世話になる教授とのコミュニケーションだと気持ちを切り替えました。自分の話したいことを話すだけでなく、相手に興味を持ってもらい、いかに楽しませるか。ぐらいの気持ちの余裕が大切だと、後々に気付きました。私は、教授は知識を持っているのだから教授の知らない現場の様子を話してみようと考えていました。予想通り、本番では現場経験について諸々聞かれました!!面接(特に社会人)は、プレゼンテーションという位の気持ちで取り組むと良いのではないかと思います。学生とは違い、自分の社会人経験を活かした研究は、大学院側にとってもメリットがあることだとアピールできると尚良いと思います。

合格発表を見たときは、どんな気持ちでしたか?

夢みたいでした。まさか、自分が大学院に行けるなんて信じられませんでした。というか、今でも信じられません。。

まわりの人たちは、驚き、喜んでくださったんでしょうね。

驚くと共に、疑問を抱かれたようです。大学院って、大学に行かなくてもいけるの?と。大学院ではなく、専門スクールではないの?という声もありました。一般的には、高卒→大学院という概念はまだまだ浸透していないのだと感じました。今後幅広く認知されることを願っています。しかし、前向きに進んでいれば道は切り開かれるものだと、身をもって証明できた意義は大きいです。

親孝行でしたね。

大学院に行くということももちろん、自分の行きたい道への扉が開いたことに喜んでくれています。親孝行ももちろん、母校にも良い知らせをすることができました。

大学院受験で、Aさんはどんなところが変わりましたか?

新聞、ニュース等今まで自分の仕事とは関係ない箇所は素通りしてきましたが、受験を決意してからは幅広く興味をもつようになりました。また、一つの物事に対して関連性や背景も調べるようになりました。

チャレンジしてよかったですね。受験するかどうか、迷っている人にアドバイスをお願いします。

不安もあるかと思いますが、一歩踏み出せば楽しくなります。まずは一歩だけでも進んでみてください。この様な言葉は不適切かもしれませんが、やめることはいつでもできます。そして、受験は勉学だけでなくそれ以上に得るものがあります。予備校でも友達ができましたし、来年からの学生生活も楽しみです。自分に自信が持てました。

予備校の活用法を教えてください。

①模擬面接…多くの先生にしていただきました。回数と先生の人数をこなすことが大切です。
②自習室…講義や模擬面接の予定がないときでも、可能な限り足を運びました。道は違えど勉学に励む学生の姿に、刺激を受けました。また、高齢の方が机に向かう姿にも勇気づけられました。
③情報源…予備校とは、ネットや本では知ることができない情報源の宝庫だと思います。中ゼミに通わなければ、受験も合格もありえませんでした。何物にもかえがたい価値ある場所だったと心底感謝しています。

あなたにとって、大学院受験とは何ですか?

通過点であり、チャンスの場です。ここが最終目的ではありません。受験合格は大変嬉しいものでしたが、本番はここからだと気を引き締めています。

最後に何か一言お願いします。

中ゼミには大変素晴らしい先生方がたくさんいらっしゃいます。他の予備校にも行きましたが、中ゼミは他にはない魅力があります。私の人生を大きく変えるきっかけになった中ゼミに感謝の気持ちでいっぱいです。待っているだけでは、誰も何もしてくれません。自分で道を切り開く以外に目標達成の術はありません。どうか、自分自身の為に少しずつでも一歩一歩進んでください。