乃木坂46の白石麻衣さん(群馬県沼田市出身)の2冊目の写真集『パスポート』(講談社)が20万部を突破し、スーパーヒットしていますね。
写真がお好きな方は多いと思います。
写真を学ぶと言いますと、日本大学芸術学部写真学科(この春にももクロの有安さんご卒業!)などの芸術系の大学を連想する方が多いと思います。
しかし、写真撮影の技術の研究ではなく、写真の分析、写真の歴史、写真の活用方法などは、文系の大学院でもがんがん研究されています。
例えば、
多木浩二『ヌード写真』岩波新書
この本では、ヌード写真の歴史を振り返り、
人類が性をどのように捉えて来たかを論じた知的な本です。
単なるヌードマニアの人がヌードのコレクションを論文にまとめたい!と
言い出すとそれは研究にはなりにくいですが、
人類の性のとらえ方は時代ごとにどのように変遷して来たのかを解明したい、と
いう学問的問題意識があり、その題材としてヌード写真を用いるということであれば、
大学院での研究に十二分になります。
白石麻衣さんの写真集などを用いて研究するには、
昔からのアイドル写真集の分析をして、
ジェンダーイメージの移り変わりを読み解くような研究などが考えられますね。
乃木坂46の握手会に行って、白石麻衣さんに「私はまいやんの写真集を大学院で研究したので、今後学会発表するんだ」と言ったりすると喜ばれそうですね。
研究テーマは無限にあります。自分の好きなことを研究に昇華させると楽しいですね。