統一教会の合同結婚式への批判的な報道が目立ちます。

教祖が一方的に結婚相手を決めるのはおかしい、

知らな人と結婚式当日に会うのはおかしい、

などの感想があるようですが、

数十年前の日本では、親が勝手に相手を決めたり、

お見合いおばさんが決めてくれたりしたこともありました。

今もあるかもしれません。

特に、戦時中は、出征する人との結婚が

あっという間に決まるケースがありました。

私の祖父母も、結婚式当日に初めて顔を合わせていました。

歴史を振り返ると、

男性と女性が知り合って恋愛して結婚する

という方式の結婚の方が短いです。

結婚は恋愛を経たうえで行うべきだという

ロマンティックラブイデオロギーは、

近代に生まれた感覚です。

結婚、婚姻のあり方について、

家族社会学、社会心理学、法学、

歴史学、民俗学、文化人類学などから

研究するのもいいと思います。