「ソルティー・シュガー」は、日比谷高校の仲間と結成した。メンバーの佐藤敏夫さんがデザイナーを目指して、デビュー前に脱退することになった。仲間の絆を残そうと「さとうとしお」を「砂糖と塩」に読み替えて「ソルティー・シュガー」と命名した。

ヒット曲「走れコウタロー」を作詞作曲したリーダーの池田謙吉さんが、同曲の発売直前に急性心不全で21歳の若さで急死した。解散も考えたが、池田さんの母が「続けてほしい」と願った。佐藤さんを説得して復帰してもらい、1年間活動を続けた。もう1つの代表曲「岬めぐり」が失恋の歌なのに、さわやかに聞こえるのは、そんなコウタローさんの人柄からなのかもしれない。 

【悼む】山本コウタローさん「しかたがある人生」を 戦火に生きた父の無念…教壇で平和の心説く (msn.com)