天台宗(総本山・比叡山延暦寺)の座主(ざす)、森川宏映(もりかわ・こうえい)さんが22日、老衰のため死去した。96歳だった。

愛知県春日井市出身。1936年に得度し、京都大農学部を卒業後、天台宗宗議会議員、延暦寺学園比叡山中学・高校長などを歴任し、15年12月に第257世座主に就任した。10年がかりで行われている国宝「根本中堂」の大規模改修事業などに尽力した。

 比叡山の山林保護に長年取り組み、「人間だけではなく、動物や植物など万物が仏性を持つ」という思想「草木国土悉皆成仏(そうもくこくどしっかいじょうぶつ)」を体得した。

天台宗の座主・森川宏映さん死去 96歳 根本中堂改修事業に尽力 (msn.com)

天台宗の座主・森川宏映さんがお亡くなりになりました。

比叡山のエコロジー、平和問題などに取り組まれたそうです。

僧侶の方は意外と仏教学部以外出身の方も多いようです。

中央ゼミナールには、お寺の子息が結構通って、

宗教関係の研究、寺院運営、

お寺の社会貢献活動、

お寺とは特に関係ないことを学ぶ人たちがおります。

副住職に正式になる前にお寺、仏教界以外のことを

学んでおくことは、長い人生で役立つことがあると思う人が結構おります。

住職になったら法事、葬儀、告別式で忙しくなり

落ち着いて学ぶことがしにくくなるケースが多いようですし。

天台宗の座主・森川宏映さんが

農学部を学んだことは、

きっと比叡山の森の保存につながり、

天台宗への大きな貢献になったと思います。