東京経済大学・澁谷知美先生(社会学者)の

『日本の包茎 ――男の体の200年史』 (筑摩選書) は、

包茎が恥ずかしいという感覚が、いつごろ、どのように構築されたのかを丹念に分析した研究書です。

澁谷先生は、童貞の研究で、東大から博士号を取得なさっている社会学者でいらっしゃいます。

いろいろなことを題材にして、男性の生きづらさなどを考える、男性学という学問分野もあります。

ジェンダー論というと、女性のあり方に注目イメージを持つ人が多いようですが、男性学への注目も増していくことがダイバーシティにつなると思います。

中央ゼミナールからも、男性の生きづらさの研究で、大学院に進学している人たちが結構いることに改めて気がつきました。