ベストセラー「思考の整理学」の著者で、お茶の水女子大名誉教授の英文学者、外山滋比古(とやま・しげひこ)さんが7月30日午前7時18分、胆管がんのため東京都内の病院で死去した。96歳だった。愛知県出身。葬儀は近親者のみで済ませた。喪主は長女みどりさん。1983年に刊行し、86年に文庫化された学術エッセー「思考の整理学」は124刷に達し、累計は253万部。東京大・京都大生協の書籍販売ランキングでたびたび1位を獲得するなど根強い人気を誇る。

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