昆虫食というキーワードを御存じでしょうか?
人口増加によって食糧不足になることが将来的に予測されている今、
人類の食糧不足を解消するための可能性として「昆虫食」が注目されています。

昆虫を食べる研究は、文化人類学者や民俗学者や宗教社会学者が
これまで主にやって来ました。
有名な社会学者のエミール・デュルケムの
『宗教生活の原初形態』(岩波文庫)では、
オーストリアのアボリジニ族がお祭りの際に、
普段は神聖視している芋虫をみんなで切り裂いて
大騒ぎをして食べるという「集合的沸騰」によって、
一体感を感じ、部族の結束を高め、社会を成り立たせていると論じました。
つまり、昆虫食は社会秩序の維持に役立っているのです。

今では異文化としての昆虫食研究だけではなく、
実務的な昆虫食研究も行われています。

昆虫研究などもいかがですか?