地域研究プログラム

地域研究(エリアスタディーズ)とは、主に国家単位で研究対象にアプローチし、社会、文化、思想、宗教、政治、経済、法律、産業など様々な現象を広い視点から研究し、研究対象の地域の特質などを解明して行こうといった学際的な学問分野です。

従来のような要素論的なアプローチの場合は、研究対象の地域の文学は文学研究者が、思想は哲学者が、経済は経済学者が、といったように研究対象となる地域の現象を細分化してとらえて行こうという姿勢でしたが、そのようなアプローチの場合、例えば、文学作品の内容については、深く把握できるというメリットはあったが、文学作品が生み出された時代背景、宗教的な影響、当時の政治構造などと切り離された文学の解釈になってしまう傾向などのようなデメリットがありました。

そのため、研究対象となる地域の文化、政治、宗教、経済などを包括的にとらえて行こうという、学問の垣根を取り払って広い視点から研究して行くという学際的なアプローチが重要視されるようになり、地域研究という学問分野の研究も活性化しています。

中央ゼミナールからは、北米、中南米、東アジア、東南アジア、アフリカ、中東、欧州、オセアニア、日本などの地域研究(思想、宗教、音楽、食文化、マンガ、経済、社会、政治、ナショナリズムなど)の大学院に進学し、各自が自分の大好きな地域の研究をしています。

主な受験ターゲット
東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻イギリス
東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻フランス
東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻ドイツ
東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻ロシア・東欧
東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻地中海
東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻北米
東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻中南米
東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻中国
東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻韓国朝鮮
東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻日本
東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻東南・南・西アジア
東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻アフリカ
東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻オセアニア
京都大学大学院アジアアフリカ地域研究研究科東南アジア地域研究専攻
京都大学大学院アジアアフリカ地域研究研究科アフリカ地域研究専攻
京都大学大学院アジアアフリカ地域研究研究科グローバル地域研究専攻
東京外国語大学大学院総合国際学研究科世界言語社会専攻
東京外国語大学大学院総合国際学研究科国際日本専攻
早稲田大学大学院アジア太平洋研究科国際関係学専攻地域研究領域
早稲田大学大学院アジア太平洋研究科国際関係学専攻国際関係領域
早稲田大学大学院アジア太平洋研究科国際関係学専攻国際協力・政策研究領域

などが地域研究ということを打ち出している大学院ですが、その他にも例えば、

東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻比較文学比較文化コース
東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻表象文化論コース
東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻文化人類学コース
東京大学大学院人文社会系研究科韓国朝鮮文化研究研究室
東京大学大学院情報学環・学際情報学府文化・人間情報学専攻
東京大学大学院新領域創成科学研究科国際協力学専攻
京都大学大学院人間・環境学研究科
一橋大学大学院社会学研究科総合社会科学専攻
一橋大学大学院社会学研究科地球社会研究専攻
一橋大学大学院言語社会研究科
東京工業大学大学院環境・社会理工学院社会・人間科学系コース
早稲田大学大学院教育学研究科
早稲田大学大学院社会科学研究科
早稲田大学大学院人間科学研究科
早稲田大学大学院国際コミュニケーション研究科
慶應義塾大学大学院社会学研究科
慶應義塾大学大学院法学研究科
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科
上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科
上智大学大学院実践宗教学研究科
国際基督教大学大学院アーツ・サイエンス研究科

など多くの大学院に地域研究関連の研究室があり、実に多くの受験選択肢があります。「イスラム研究がしたい!」「スペイン語圏の文化研究がしたい!」「ドイツが好き!」「アフリカマニアです!」「マダガスカルが好き!」「アゼルバイジャンが好き!」「ブリヤート共和国が好き!」など、お気軽にご相談ください。

自分が関心がある地域のちょうどいい教授がいらっしゃらなかったとしても、例えば、ナショナリズム研究の教授のところで、他の地域のナショナリズム研究をするといったようなことも可能なケースも多いですので、独力ではどうしたらいいのかがよくわからずにお困りの方はお気軽にご相談ください。

いろいろな受験の仕方をご提案させていただきます。指導を受ける教授と関心の地域が同じで受けるやり方、研究手法が同じ教授を志望するやり方などいろいろな受験方法があります。研究手法、カリキュラム、教授、受験科目、大学院のネームバリュー、立地、学費などのご希望をうかがった上で、いろいろな受験プランをお伝えさせていただきます。

 

例えば、東大で韓国研究と言えば、
東京大学大学院人文社会系研究科韓国朝鮮文化研究専攻歴史文化コース
東京大学大学院人文社会系研究科韓国朝鮮文化研究専攻言語社会コース
東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻
東京大学大学院総合文化研究科超域文化学専攻文化人類学コース
東京大学大学院総合文化研究科超域文化学専攻比較文学・比較文化論コース
東京大学大学院情報学環・学際情報学府社会情報学専攻
東京大学大学院情報学環・学際情報学府文化・人間情報学専攻
東京大学大学院教育学研究科生涯学習基盤経営コース
などがあります。

その他、韓国の経済、韓国の法律などの研究も入れれば、更に膨大な選択肢があります。このように、研究科、専攻の名前だけではなかなかわからないこともあるように、大学院受験は情報戦ですので、お気軽に中央ゼミナールにご相談ください。

中央ゼミナールのカリキュラム
中央ゼミナールには、

「政治学論文講義」「大学院国際協力・開発論文」「哲学論文講義」

「言語・文化・地域演習」「大学院文化人類学論文」

「大学院社会学論文」「大学院学際系論文」

「西洋史論文」「国際関係論文」などの講座があります。

受験の仕方によって、これらの授業を組み合わせて履修していただきます。その他、「論文個別指導コース」がありますので、ピンポイントで筆記対策をなさりたい方にはこのコースがお勧めです。

語学に関しては、「大学院英文和訳基礎徹底」「大学院英語<人文系>」「大学院英語<社会科学>」「東大対策大学院英語<社会学・学際>」「東大対策大学院英語<人文系>」などの講座や、TOEFL、TOEIC講座もありますし、「ドイツ語購読」「フランス語購読」「中国語購読」など英語以外の講座もあります。

大学院関連の講座を履修していただきますと、研究計画書の個別指導もセットでついて来ますが、研究計画書、面接対策にしぼって対策をご希望の方には、「大学院受験サポートコース」がお勧めです。

 

合格者の声
東京大学大学院情報学環・学際情報学府
「日本における韓国イメージの変遷の歴史を社会情報学的に研究する予定です。」

東京大学大学院新領域創成科学研究科
「進路の選択肢は広がったという実感はありますね。東大以外は採用しないという企業や省庁を受けるのも怖くなくなりましたし。入学前からも様々な国際会議に参加させていただき、自分の研究分野の著名な研究者の方ともお話しする機会を設けていただけるなど、合格した瞬間から世界が広がりました。」

一橋大学大学院社会学研究科
「アフリカについて学べ、社会学的な視点から見られるということを考慮したところ、一橋が候補として出て来ました。最初は神戸大学の国際協力研究科も視野に入れていましたが、国際協力という視点ではなく、地域の人々関係、つまり、ソーシャルキャピタルや意思決定に関わるNGOと現地のネットワーク関係における権力関係などに焦点を当てて研究したいと思って、一橋に決めました。」

早稲田大学大学院アジア太平洋研究科
「中ゼミの授業を受けていなかったら、合格できなかったと思います。心より感謝しております。」

早稲田大学大学院教育学研究科
「院試において受験校を決定することは、個人の力だとたいへん骨が折れますし、僕も受験校の選択で非常に困りました。ですが、中央ゼミナールで指導を受けると、自分が受験出来て、なおかつやりたいことができる大学院というのが、予想以上に多く存在することがわかりました。人文系の研究科でないとトルコの研究はできないと考えていました。しかし、中央ゼミナールでは、A先生に慶應の政策・メディア研究科や、僕が受験した早稲田の教育学研究科を紹介していただき、「こういった研究科でも自分のやりたい研究ができるんだ!」と、とても驚いたのを記憶しています。」

慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科
「本当にA先生にお世話になりました。何度も研究計画書を見ていただいて、ほぼ100%自分が書きたい内容を含め、納得いくものとなりました。1次試験、ダメだと思って帰ってきた時も励ましていただき、2次の練習に切りかえることができました。だから、みなさんも信頼している先生についていってください。中ゼミの資料だけで受験は怖いものなしです。豊富な資料と細かい添削、頼れる先生の存在は何より受験の力になります。」

上智大学大学院グローバルスタディーズ研究科
「研究計画書の指導が大変役立った。専門の小論文の書き方がわかった。自分の実力を採点によって客観的に知ることができた。」

法政大学大学院政策創造研究科
「イタリア文化を大学院で学べてうれしいです。」