IT、科学技術、ビジネス、NPOなどの様々な知見、スキルを用いて、社会の様々な要素を新しく結合し、新しい考え方や方法を生み出し、社会問題を改善し、よりよい社会の実現に貢献しようといったソーシャルイノベーション(社会イノベーション)が注目されています。地域活性化、教育、医療、福祉、情報産業、環境問題、観光、貧困、格差などのあらゆる分野で、社会起業家(ソーシャルアントレプレナー)が求められています。

 ケインズ主義の大きな政府から、フリードマン流の小さな政府となった時代には、従来のような手厚い行政サービスを期待することは難しいため、社会をより良くしながら適正な利益も上げるという社会起業家は、今後ますます社会から求められて行くでしょう。そのため、大学院での研究も盛んになっており、中央ゼミナールからの進学者も増えています。