Imagine there’s no Heaven
It’s easy if you try
No Hell below us
Above us only sky
Imagine all the people
Living for today…

Imagine there’s no countries
It isn’t hard to do
Nothing to kill or die for
And no religion too
Imagine all the people
Living life in peace

といった歌詞のジョン・レノンの『イマジン』が、

平昌オリンピックの開会式で歌われました。

天国や宗教を否定する歌詞ですので、

熱心な信仰者の方々にとってはハラスメントに

なるのではと思いましたが、

特にそういう批判は出ていないようです。

 

国というものはないと想像してごらん、という歌詞は、

ベネディクト・アンダーソンの『想像の共同体』の議論につながるなと

改めて思えました。

『想像の共同体』とは、国民国家というものは、

印刷技術の発展によって、同じ言語を共有するという意識を持った人たちが存在するようになって、初めて成立したものであり、国家というものは、原初から存在したものではなく、想像の共同体に過ぎない、といったような考え方のことです。