西兼志『アイドル/メディア論講義』東京大学出版会 2017年

内容紹介

メディアなしには存在できない〈アイドル〉は,メディアの可能性と矛盾を一身に体現している.また私たちはメディアを介したアイドルの振る舞いに意識・無意識に関係なく影響を受けている.そんな〈アイドル〉とメディアの絡み合いをメディア論の知見から解きほぐす.未来への開けとしての〈アイドル〉に向かって.

主要目次

0 はじめに:なぜ〈アイドル〉か?
1 1980/〈アイドル〉のふたつのモデル
2 〈スタ-〉と〈タレント〉/ネオTV
3 映画の時間とテレビの時間/メディアの現象学
4 成長するアイドル/アイドルの現象学
5 教育するアイドル/メディア・ハビトゥス
6 コミュニケ-ション文化と〈アイドル〉/「リアルTV」化するメディア環境
7 〈キャラ〉と〈アイドル〉/拡張されたリアリティ
8 〈アイドル〉の歌う「卒業」/過去志向から未来志向へ
9 ライブ時代のアイドル/コミュニケ-ションコミュニティ
10 おわりに:それでもなお〈アイドル〉か!?
アイドル論/メディア論のためのブックガイド

http://www.utp.or.jp/book/b307402.html 

アイドル文化の研究は今ではもうごく当たり前のように、
東京大学をはじめとする大学院で研究されています。

確かに、シェイクスピアやベートーベンなどを研究するのもいいことだと思いますが、
今では日本のアイドルが好きになったことをきっかけとして
日本語を勉強したり、日本に留学したり、日本に観光する人などがとても多いため、
アイドルの研究も当然盛んになって来ています。

中央ゼミナールからもアイドル研究での大学院進学者はもちろん少なくありませんで、
アイドルにご関心がある方はお気軽に中央ゼミナールにご相談ください。