志望理由書への苦手意識、理系大学編入に向けて

理系人を目指す皆さんこんにちは。

今日は大学編入試験の多くに課せられる、志望理由書の苦手意識について書こうと思います。長年編入学試験の指導をして思うのは、理系を目指す人たち(というか今理系の人たち)は本当に志望理由書に苦労しているな・・ということです。

たしかに「国語が苦手だから理系に進んだ」という人はたくさんいるでしょう。もとより国語が苦手≒文章を書くことが苦手、なわけですから、苦労するということも頷けます。

しかし、苦手意識を助長する大きな原因は、高校入試や大学入試での理系科目の勉強の仕方にあるのではないかと私は考えています。

  1. 問題集をやる→解答例を見て○付け→間違えたところにチェック→チェックのある所を繰り返す。
  2. 自分の知らないことが書かれている本を読む

勉強法にはいくつかあり、1という王道のテスト勉強方法に慣れてしまうと、志望理由書を書くのに必要な勉強(2を中心としたもの)が勉強だと思えなくなってきてしまうのではないでしょうか。勉強する=問題集を解くだと考えてしまうと問題集がないと勉強できない。故に志望理由書に何を書きたいかも思い浮かばない。

読書以上に役に立つ勉強はない、とここで断言しておきましょう。

とりわけ理系大学の話をしたいところですが、実は理系だろうが文系だろうが、基本的にはおんなじだと私は考えています。ぜひみなさん、読書をしてください。小説だろうがエッセイだろうが新聞だろうがなんでもいいと思います。まずは活字に慣れることから始めましょう。