EV技術が新たな競争を生み出す/ラディカルイノベーション |国内MBA・経営学商学大学院受験 塾・予備校 中央ゼミナール

友人がEVの代表選手であるテスラ自動車のモデルT3を購入しました。1日借りて乗り回してみたのですが「すごい」です。

車内にはiPadのようなモニターが鎮座しているだけ。普通の車にあるべき装備がハンドルや足回り以外に見当たりません。色々と噂に聞く自動運転性能も素晴らしかったです。山道でも車載AIが適切な判断をしてくれ,勝手に走行してくれます。加速能力もポルシェを超えています。これまでもモニター依頼で国産EVに何度か乗りましたが,テスラはちょっと次元が違う代物でした。

EVの流れが急激に進んでいます。それが意味することは自動車産業プレイヤーの交代です。企業の経営は技術に左右されることが多いです。新しい技術がこれまでの常識を覆してしまい,トップ企業の業績が落ち始めている隙に新たなプレイヤーが躍進していきます。トップ企業が新技術を一気に取り入れるのは難しいのです。①既存顧客のフォロー,②既存技術をリードする従業員,③既存技術を用いた製造設備の保有などが足枷になります。クリステンセン教授は「イノベーションのジレンマ」の中でその現象について論究しています。

実際に,ソニーが自動車業界参入を表明しました。世界一加速性能の高いEV(2022年時点)は,大阪のアスパークという会社が作ったアウルという自動車です。これまで自動車を作るイメージが無かった企業が続々と参入してきます。自動車産業の勢力図は間違いなく変わっていくでしょう。

既存の常識を破壊するイノベーションのことをラディカルイノベーションと呼びます。ラディカルイノベーションが生じると新しい競争が起こり,業界の勢力図が変わるということを経営の世界は何度も経験してきています。よく引用される例は,「レコード→CD→mp3→ストリーミングサービス」や,「VHS→HDD→ストリーミングサービス」です。レコード時代に音響をリードしていた山水はCDが登場したあたりから経営が悪化し,2014年に経営破綻しています。ストリーミングサービスではアップルを代表とした新興企業が覇権を握っていますよね(正確にはアップルは古くからPCメーカーでしたが)。

繰り返しますが,どんな大企業でも経営は新技術に左右されます。違った角度から考えると,現在は新技術を用いることで既存のジャイアント企業と戦える時代であるともいえます。既存企業であるにせよ,新興企業(起業)であるにせよ,技術と経営についてたくさん学んだ人にチャンスはやってきます。

MBA・経営学商学系大学院には,実際に大企業で活躍してきた実績を持つ人や,膨大な知識をもって未来を見据える(客観的に成長する技術を見抜ける)ことができる人が教壇に立っています。そんな先生たちと今だからこそ「学び増し」をすることってとても価値がありますよね。

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