2022年4月1日,色々と物価があがりましたね。エイプリルフールであって欲しいですね。日常生活に必要なものから,首都高速の通行料に至るまであらゆるところで価格が上昇しています(首都高に関しては様々な条件が設定されているので一概に値上げとは言えないかもしれませんが)。現在の日本は,賃金もいうほど上がらず(社会情勢的に下がっているケースも多く),物価が上昇しているスタグフレーション下にあるという問題意識を掲げる人も増えてきたようです。
経営環境でも,インボイス制度の導入や最低賃金の上昇など,日本企業の大半を占めている中小企業には厳しい状況が刻々と迫っています。
そんな中で菅前総理も支持している(対談等で引用することがしばしばある)デービッド・アトキンソンさんの本が再び注目されているようです(Amazon調べ)。
デイビッド・アトキンソン『日本企業の勝算―人材確保×生産性×企業成長』東洋経済新報社
この本では,日本人の給料が上がらないのも、働き方改革が広がらないのも、女性活躍が進まないのも、格差も少子化も、日本企業(特に中小企業)の非効率性にあることが指摘されています。経営学の学界でも10年ほど前から「効率性経営」に関する様々な論文が発表されていますが,なかなか理論と実践の歯車がかみ合っていないのが現状です。
でも,もう待った無しの状況と言えるかもしれません。筑波大学の落合陽一先生は,著書の中で日本の10年後を憂いています(もちろんポジティブな側面もたくさん指摘しています)。
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