編入対策 事始め

新しい年が始まりました。今年度受験の方は最後の追い込みです。次年度受験を考えている方は、受験に向けて歩み始めましょう。今回は、編入対策に必要な時間について話したいと思います。

編入対策は短期勝負とよく言います。このブログでも折に触れつかってきた表現です。多くの大学で編入試験が10月、11月に実施されることから、進級(進学)後、編入対策を始めると約半年で本番の試験を迎えることになります。大学入試(一般入試)に比べると、その準備期間が短いことから、「短期勝負」となるのです。

現時点での「自分の実力」と「合格に必要な学力」とのギャップを埋める作業が「編入対策」ですから、このギャップの小さい人の方が準備時間は短くなります。逆もまた真なりで、このギャップの大きい人は、合格するために必要になる時間は長くなります。英語や論述に苦手意識がある人、法学部以外に在籍している人は、一般論として、英語や論述に長けた法学部生よりも、法政治系編入に必要な準備時間は長くなります(あくまで一般論です)。

もちろん学習効率がよい方が、あるいは理解力がある方が、合格レベルの学力に達する時間は短くなります。そうすると「合格に必要な時間」は、ざっくり言えば、「自分の実力(知識量、理解力、ストレス耐性など)」と「学習効率」との変数であると言えます。

編入試験の試験日は、大学が設定するので一律です。そうすると、合格するためには「試験日までの残り時間」≧「合格に必要な準備時間」という状態が必要です。

今の「自分の実力」はこれまでの蓄積ですから、過去に遡ることができない以上、「自分の実力」を嘆いてみても意味はありません。いかに学習効率を高めるか、いかに反復練習するか考えることが建設的です。学習効率を高めるには、まず何をどの程度勉強する必要があるか正確に把握することが重要です。反復するためには、可能な限り早くから始めることが手っ取り早いでしょう。

編入対策は「敵を知り己を知る」ことから始まります。勝手な思い込みは禁物です。早めに敵と己を正確に把握しましょう。


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