一口に「法学」と言っても、そこには憲法、民法、刑法といった具体的な法があり、さらに、憲法なら人権保障と統治機構、民法なら総則、物権、債権総論、債権各論、親族、相続、そして刑法なら総論と各論などの分野があります。範囲も広くて、それぞれの内容も難しそうな法学のどこを勉強すればよいでしょうか?
編入試験は司法試験ではありません。したがって、編入試験で求められる範囲と程度は、司法試験と比較して限定されます。3年次編入であれば、法学部2年生までに勉強する内容から主に出題されるので、勉強の範囲と程度を絞ることができます。
編入試験が短期勝負であることを考えれば、優先順位を意識して学習計画を立てることが必須です。「過ぎたるは及ばざるが如し」。むやみやたらに突き進むのではなく、まずは、敵を知ることから始めましょう。
ちなみに、具体的範囲としては、法学概論(基礎法学の一部)、人権保障、民法総則、犯罪の成立要件などです。すべてではありませんが、これらについて戦略的な学習計画を立てるとよいですよ。
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