大学編入試験分野別ガイダンス

 今日から中央ゼミナールで、大学編入に関する分野別ガイダンスが始まりました。先週、次年度受験者対象ガイダンスで大学編入の概要を説明しましたが、これからは、人文・法学政治学・社会学・経済経営・国際関係・教育・心理・看護・理系と、皆さんが志望する分野ごとに説明会を行います。中ゼミでそれぞれの分野の学生を指導している学習指導スタッフが、担当します。
 大学編入試験は、各分野の専門科目が出題され、多くの大学が英語もその分野に関連した英文を出題します。従って、専門科目は言うまでもなく、中ゼミでは英語講座も専門分野に設置していて、講師はいわゆる予備校の先生ではなく、その専門分野のエキスパートです。学生の志望理由書や学習相談を受ける指導スタッフも、当然、それぞれの分野の先生です。
 内容としては人気大学の過去問題の傾向と対策、今後の受験スケジュールなど、知っていると絶対に有利な情報が満載です。この機会にいろいろ相談していただければと思います。

 Let`s 情報収集!  

大学編入~次年度受験に向けて これからのスケジュール

 次年度受験者対象ガイダンスには多くの方が来校され、熱心に話を聞いていただきました。過去問題の閲覧を含め、多くの情報を収集されたことと思います。
ガイダンス途中でもお伝えしましたが、大学編入試験はある意味、情報戦です。このブログでは、今年北海道大学文学部や東京外国語大学で2次募集があること、上智大学の受験資格が変わったことなどをお伝えしてきましたが、そもそも大学編入という試験があることを知らなければ受験すらできません。
確かに、インターネット上では編入に関してさまざまな情報があふれています。しかし、すべてが正しい情報とは言えません。そこから、正しい情報を選別していくことが必要になります。
もちろん、大学のホームページは確実な情報源です。しかし、しょせん人間のやること、時には情報の掲載漏れが生じることもあります。大学だからまちがえるわけはないと考えずに、疑問があったら積極的に大学に電話をかけることを、お勧めします。
さて、ガイダンスに出席できなかった方のために、中央ゼミナールの今後のスケジュールをお知らせしておきます。
 分野別の編入説明会
 12月中旬から2月にかけて、実施します。法学政治学/経済経営/社会学/国際/人文/英文英語/心理/教育/看護/栄養と、分野別に試験の傾向と対策、過去問題などについて、説明します。まだ、志望学科がはっきりしていない方はいろいろな分野の説明会に出てみるといいですね。明確な方も複数回参加してスタッフから多くの情報を引き出してみてはどうでしょうか。この説明会は今年初めての試みで、スタッフもそれぞれの分野のメリットを知っていただこうと熱心に資料を作っています。
冬期講習
 12月中旬から2月中旬にかけて開講します。前期と後期があり、それぞれに、次年度に編入試験を受けたいという方のために、編入英語・編入小論文の入門講座を用意しました。前期は4日連続方式、後期は週1回土曜日で4週授業を行う方式です。講習は授業料の設定を低く抑えていますので、中ゼミの授業を試していただくには最適です。まずは、ご相談下さい。
プレ学期
 3月から4月の中旬にかけて開講します。
 新学期開講に先立って始まります。確実に少しでも上のレベルの大学に編入したい、ライバルに差をつけたい、ここで力をつけて中ゼミの特待生試験で良い成績を収めたい、など、意欲ある皆さんのために実施します。
大学編入進学ナビ
 3月23日日曜日に開催予定です。編入してすでにさまざまな大学で頑張っている中ゼミOB・OGが来校し、編入後の学生生活まで含めて、さまざまなアドバイスをしてくれます。経験者の話ですから、ぜひ、有意義な時間を過ごして下さい。
大学編入コース総合ガイダンス
 4月20日日曜日に開催予定です。受験の心構え(私が担当します)、勉強方法、さらに学部に分かれての勉強方法、受験スケジュールなど、モチベーションが上がることはまちがいありません。
 新学期開講
 4月21日からいよいよ新学期が始まります。最初の1週間は勉強方法の説明など、ガイダンスが中心になりますが、大事な情報満載ですから、なるべく最初から参加してください。
 さらに、上記の間に、英語レベルチェックテスト、このテストを活用した英語体験授業、個別入学相談(納得するまで何回でもどうぞ)など、盛りだくさんです。しっかりご利用下さいね。詳細は、中央ゼミナールのホームページをご確認下さい。

大学編入・社会人入試の合格報告

 今日はうれしい1日でした。志望がバラバラの3人の中ゼミ生から合格報告があったのです。そのうち二人は直接、顔を出してくれ、もう一人は明日、来てくれるそうです。中央ゼミナールにいることを、本当に良かったと思えるときです。
 3人の中ゼミ生は、それぞれがいろいろな思いを持っての受験で、結果が出るまでにはつらいときも多々あったことと思います。それがわかっているだけに、うれしい合格報告でした。
 また、私にとっても3人の受験のサポートはチャレンジでした。「合格者が1人しか出ないことが多く、倍率が高い」、「経歴をどう判断されるか」など、頑張れば大丈夫と簡単には言い切れない状況が、それぞれあったためです。その中で中ゼミを信頼して下さった皆さんが結果を出してくださったことは、私自身にとっても大きな一歩でしたし、今後の学生指導につながると思っています。
 本当に合格おめでとう!何よりも皆さんの前に新しい道が開かれたことを、心からうれしく思います。これからも多くの人たちが、きっと、後に続いてくれることでしょう。

  

大学編入次年度受験者の方へ~中ゼミで情報収集を!

 中ゼミでは次年度の受験者に向けて、ガイダンスや説明会をいろいろと計画しています。高校3年生から大学生、短大生、専門学校生、高専生、そして社会人まで、いろいろな動機で大学への編入を考える方の参加をお待ちしています。保護者の方のご来校も歓迎します。
 まずは12月8日(日)午後1時「次年度受験者対象ガイダンス」。私が担当します。大学編入の概要、中ゼミの利用法、などについてお話しした後は、年に1回、この日だけ、校外生でも中ゼミ所有の過去問題・受験情報の閲覧ができます。
 個別での質問や相談などによる情報収集も、もちろんできます。一般的な編入試験の内容は言うまでもありませんが、次のような疑問を持っている方も、中ゼミであれば回答ができます。ガイダンス終了後に、個別に質問や相談をお受けしますので、お気軽にどうぞ。
 たとえば、
①学士編入や一般編入を受験する際に、三浪している、大学を退学している、留年している、休学している、年齢が50歳以上、小さい子どもがいる、などで不利になることがありますか?
②併設の大学を受験する予定ですが、内部編入で注意することは何ですか。
③今いる大学が、編入を認めていませんが、どうしたら受験できますか。
 
  など、どこで聞いたらいいのかわからないようなことでも大丈夫です。
 内部編入について、なんで中ゼミで?と思うかもしれませんが、中ゼミには周辺の短大生がたくさん入学していますので、短大の先生方とは異なる視点からのアドバイスができますよ。
 それでは12月8日。東京の高円寺でお待ちしています。

東京外国語大学編入試験2次募集について

 今日は、東京外国語大学について。今年の試験については、一度、このブログで取り上げたことがあります。学部の改変があって、言語文化学部と国際社会学部に分かれたことから、試験制度が大きく変わる…という内容でした。
 その時に、受験者が減ると予測したのですが、理由は簡単。TOEFLのスコア提出が義務づけられていたからです。かつて、上智大学が受験資格に語学検定の基準を設けたときにも、最初の年は受験者が前年より大幅減となり、学科によっては数名いるかどうか…という状況になりました。それでも上智は英検やTOEICも対象となっており、中には英検2級で受けられる学科もあって、受験者数は次第に回復していきました。
 しかし、TOEFLのみとなるとハードルは高い。かつ、東京外大の場合は、出願書類も研究計画を含む長文の志望理由書が求められるなど、手がかかる内容でした。
 東京外大の試験はすでに終わり、合格発表もありました。中ゼミからの受験者は減って、5名のみの受験でしたが、全員無事に合格しました。でも、それだけでは終わりませんでした。国際社会学部で定員が埋まらず、2次募集が出たのです。やはり、受験者数が大学側の予想に及ばなかったようです。
 2次募集では、TOEFLのスコア提出がなくなりました。さらに、1次募集で課された論文がなくなり、試験科目は英語と面接のみとなっています。手のかかる志望理由書はそのままですが、それでもずいぶん、ハードルが下がりました。それに、2次試験はあること自体気づかれず、受験生が集まらないことも少なくありません。国際関係に関心のある方にとってはチャンスです。
 国際社会学部というと、いったい何が勉強できるのかわかりにくいと思いますが、地域研究、政治学・社会学・経済学・法学・教育学・歴史学・宗教学・思想・文化そのほか、さまざまな切り口から学ぶことができます。あなたの興味ある分野も見つかるかもしれません。
出願期間 平成25年12月20日(金)から12月26日(木)まで(必着)
試 験 日 平成26年2月28日(金)
詳細はこちらよりどうぞ。

中央ゼミナールでのあれこれ~OBの来校

 このところ、OBの来校が続いています。まず、昨年度の看護編入コース生。筑波、千葉、静岡県立の看護に3年次編入した看護師さんら4名が来てくれました。皆で集まることになり、せっかくだから先生にも…ということになったそうですが、急に思いついて了解をいただき、来校と同時に座談会をスタート。編入後の学生生活についていろいろと質問しました。単位認定、忙しさ、授業の内容、学生生活、元からいる学生との距離は、アルバイトはしているのか…などなど。貴重な情報をたくさん入手しました。いずれ、ホームページにアップする予定ですので、看護3年次編入志望の方は楽しみにしていて下さい。ただし、残念ながら公にはできない情報もたくさん。もちろん、ここへの書き込みもできませんから、こちらは新年度の中ゼミ生にだけそっとお教えしますね^^;。
 私が一番うれしかったのは、「編入してよかったですか」という質問に、4人全員が明るく元気に「本当によかったです!」と答えてくれたこと。2人はそのまま大学院に進学を考えているそうです。そして、合格から1年以上経っても中ゼミを忘れずに顔を出してくれること、本当に感謝です!
 また、看護と言えば、今年千葉大学1年次に社会人入試で入学したOBも、来てくれました。今年、友人が彼女の紹介で中ゼミに入学し、埼玉県立の看護に40名受験で合格3名という難関を見事に突破したのですが、その中ゼミ生も一緒です。やはり、本当に学生生活が楽しいとのこと。年下の同級生たちに下の名前で○○ちゃんと、呼ばれているそうです。
 千葉の看護に社会人で今年入学した人たちはほとんどが大卒だそうで、教養科目は単位認定をされるため、1年次は科目履修が少ない中、彼女は1年生と全く同じカリキュラムで勉強しています。休みの日はアルバイトもしているそうで、大学まで遠いこともあり、大変な忙しさですが、元気でした。本当に看護師に向いているとあらためて思いました。
 先輩のOBから、英語が医学部の学生と一緒で難しいと聞いていたので心配していましたが(その人たちは医学部生にわからないところを教わっているそうです(^-^))、千葉は授業数がとても多く、負担の少ない英語授業もあるとのこと。授業履修にあたっては先輩からの情報収集が欠かせないそうです。
 また、先日、合格した看護学生からは、お昼を食べながら、今の学校での実習の話などを聞かせてもらいました。看護師さんの厳しい指導に何度も涙が流れたとか…。厳しさにもいろいろあるようですが、負けずに頑張ってくれると思います。自分のため、そして患者さんのために…。
 さて、この次に中ゼミに来てくれるのは誰でしょうか。

大学編入~合格報告で思うこと

 前回の書き込みから、またまた時間が空いてしまいました(-_-;)。例年でしたら、この時期は看護医療・栄養系の試験が終了し、比較的私の面談は少ないのですが、今年は相変わらずの盛況です。
 ということで、前回自分が何を次に書くつもりだったのか、失念しているため(^_^;)、今日この頃のあれこれを書いてみたいと思います。
 中ゼミでのこのところのトピックと言えば、名古屋大学経済学部に9名が合格したことです。全体での合格数が13名とのことですから、すばらしい結果でした。今日は中央大学経済学部の試験日です。引き続き、多くの中ゼミ生が結果を出すことを願っています。
 また、今日はお茶の水女子大学の合格発表日でもあります。すでにホームページに結果が公表されていますが、中ゼミへの合格報告はまだこれから…。1次の筆記試験に多くの中ゼミ生が合格しているので、楽しみです。ああ、いま1件、合格報告の電話が入ったようです(^_^)v。ただ、お茶の水については、来年、すべての学科・専攻で英語がTOEICなどのスコア提出になること、募集学科・専攻の減ることなどがわかっており、とても残念です。
 このように、中ゼミでは毎日、スタッフが一喜一憂しています。(と言っている間に、また1件、電話が入ったようです(^_^)v)。私は昨日、ずっと結果を心配していた中ゼミ生から合格の連絡があり、ホッとしました。でも、私のところには、うまくいかなかった、これからどうしようかという電話も、まれに入ります。私はそういう電話をとても大切に思っています。これからのことについて、少しでもお役に立てればと考えるためですし、信頼していただいていると感じるためでもあります。
 今も、どうしているのかと心配な中ゼミ生が、何人かいます。私たちはうれしい知らせだけを待っているわけではありません。一人一人から結果報告をいただくことが、次につながる一歩と思っています。

大学編入の面接について

 今日は、ちょっと前まで書いていた、大学編入の面接について。
 10月14日は今年最後の編入模試なのですが、同じ日の午前10時30分から、面接対策ガイダンスを私の
担当で行います。印刷が間に合えば、その時に、大学別面接実施状況のぶ厚い冊子も配布します。校内生はぜひ、参加してください。校外生もよろしければどうぞ。
 ただ、今年はちょっと時期が遅かったかな。反省しています。8月の志望理由書ガイダンスの時に何人かの学生から、今度はいつガイダンスをするのかと質問されて、できるだけ早く…と答えたのですが、結局、面談に追われて、この時期になってしまいました。あの時、声をかけていただいた皆さんには申し訳なく思います。
 さて、今年の大学編入の面接で、なるほどなと思ったことについて、いくつかあげておきます。
 まず、面接時間が5分…という大学は、あまり面接を重視していないことを裏付ける出来事がありました。ある大学は、例年、面接時間が5分で、いろいろと突っ込まれそうな経歴の受験生の場合でも、簡単に終わっています。ですから、ここは面接は重視していないな…と思っていたのですが…。オープンキャンパスに行った学生が、その大学の先生から、「うちの面接は変な人を不合格にすることが目的だから、普通に話せれば問題ない」と言われたそうなのです。変な人というのも、どうかと思う言い方ですが、普通にコミュニケーションをとれる人なら問題ありません。先ほどの大学別面接実施状況のぶ厚い冊子には、面接時間も書いてあります。5分だったら、気楽に面接に臨んでほしいと思います。
 次に、今年もどこの面接室にあたるかによって、合否が分かれたケースがありました。編入の面接は、受験生がある程度の数いる場合、いくつかの面接室に分かれて試験が実施されます。結果的に、この面接室から合格が多い、ここの面接室は受かっていない…という、少々理不尽な結果が生まれることもあります。関係ないのでは…と思われるかもしれませんが、受かっていないところは面接官が厳しい、あるいは質問がわかりにくかったり答えにくい、受かっているところは面接官が穏やかで、わかりやすく質問してくれる…ということが実際にあります。まあ、こういうことが起きるのは、面接を重視するケースだけですから、さほど心配はいりません。
 わかりにくい、あるいは答えにくい質問とは…ということですが、たとえば、一度に3つくらい別々のことを質問されるケースがいくつかありました。受験生はそれこそ緊張していますから、1つの質問に答えた時点で、他の2つの質問がなんだったかわからなくなり、頭が真っ白になったりします。
 また、面接官が下を向いていて、聴いているかどうかわからない(当然、聴いているんでしょうが…)という場合も話しにくいです。一方で穏やかにうなづきながら聴いてくれる面接官もいます。こちらはとっても話しやすいです。私はこれを、面接官のあたりとはずれ、と呼んでいます。
 長くなりました。続き(があれば(^^;))は、また次回に。

引き続き、大学編入の情報収集について<その3>

情報収集の続きです。そろそろまとめないと、大学編入の面接に関する記事も中途半端に終わっていたような(-_-;)…。
そもそも学生指導に追われるうちに、いつのまにか、このブログの検索順位も下がり、最初の、編入志望者に広く貢献したい!という意気込みはどこにいってしまったのか…、という状態になっています。初心に返ってがんばりたいと思いますので、あらためてよろしくお願いします。
さて、情報収集について考えるにあたり、基本に戻って編入試験の内容を確認してみましょう。英語と専門科目、あるいは小論文での共通点は何か。答えは、記述式だということです。もちろん、一部学部学科、一部試験を除きますが、社会科学系、人文系の多くは、記述式での解答と考えてよいでしょう。
そこで勘違いが起こります。つまり、最後まで訳したから、最後まで書き切ったから、7割はとれているはず…という思い込みです。しかし、いくら解答用紙を埋めても、的外れであったら0点ということもあり得るのが、編入試験です。
これは前年も受験して結果が出ず、2年目へのチャレンジで初めて中ゼミに来たからよく聞くことですが、中ゼミで勉強して初めて、自分がいかにできていなかったか、なぜ自分が不合格だったかわかるというのです。なぜなら、中ゼミでは学生の答案を添削して評価するからで、書き上がったから点がもらえるわけではないと、実感するためです。でも、前年に試験を受けたときには、自分ができなかったこともわからなかったと言います。
このように自己評価の難しいのが編入試験です。したがって、面接で落ちたとネット上で語っている方が、本当は筆記で落ちている可能性は大なのです。このような状況に陥らないように、中ゼミの模試を利用するなどして、客観的な評価を得ることは大切です。
また、文章を書くのが好きで書き慣れていたり、本を読むのが好きで語彙や一般教養の知識が豊富な人には、有利な試験でもあります。「あまり勉強しなかったのに受かった、簡単だった」という感想を生み出すのは、受験生本人が元から持っている文章力、読解力なのです。でも、皆さんがネット上で読むのは、「勉強しなくても受かった」、「簡単だった」という言葉。ここにも落とし穴があります。
文章を書く力について、もともとどの程度の力を持っているのか、これは大きく合否に関わるところです。誰にとっても簡単な試験ではないということも、頭に入れておく必要があります。さらに言うと、これは今どこの大学にいるからこれだけ力がある…というものでもないということ。有名大学の学生だから本を読んでいるとは限らないし、その逆もあります。
いっこうにまとまらないまま、とりとめなく長くなってしまったので、今日はここまでにしたいと思います。今度の日曜日は埼玉県立の試験日。私が担任となっている中ゼミ生が複数受験します。中ゼミ生の、そして受験生の皆さんのご健闘を、心からお祈りします。

引き続き、大学編入の情報収集について<その2>

 中央ゼミナールで私が担任をしていた、看護、栄養系編入、社会人入試の多くが終了し、残りは今週末、来週末に数校という状況になりました。まだ、結果待ちの大学もありますが、この場を借りて、がんばって受験に取り組んできた中ゼミ生の皆さんに、中ゼミを信頼してくださったことに対する感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。皆さんとの半年間は私にとっても本当に有意義でした。いろいろなことを教えていただきました。本当にありがとうございました。もちろん、まだこれから受験の中ゼミ生もたくさんいます。編入試験の本番はこれからです。私もできるだけサポートしていきたいと思います。がんばりましょう。
 さて、今日は引き続き、インターネット上の情報について。
 編入試験に関する実際の受験者の情報の取り扱いには、さまざまな点で注意が必要です。いくつかあげてみたいと思います。
 まず、筆記試験の内容に関して。これはもちろん、参考になります。特に、昨今の編入試験では、著作権の関係で試験問題を公開しないところが増えていますので、誰もが知りたい情報です。
 ただし、編入試験の問題紙は持ち帰ることができないケースが多く、試験問題とされる中には本人の記憶で再現しているに過ぎないものが含まれていることを、押さえておく必要があります。
 たとえば、中央ゼミナールゼミ生が書いてくれた受験情報。同じ大学学部学科を複数の人が受験することがありますから、複数枚の受験情報が提出されます。しかし、同じ試験であるにもかかわらず、試験問題に関する表現は様々です。論文課題は1行問題が多いのですが、それでも、どちらが正確なのだろう…と思うことがあります。
 これが課題文読解タイプの問題や英文となると、すべての文章を暗記はできませんから、○○に関する内容と表現されがちです…が、そもそも読み取りを間違えている可能性もあります。もっとも、課題文が提示される場合、試験紙には出典を明記されているため、特に日本語の課題文については、わざわざ出典にあたって、情報を提供してくれる中ゼミ生もいます。でも、インターネット上では、著作権の問題がありますし、逆に難しいですね。
 もっとも、大学編入の試験問題を公開したり、場合によっては売買しているサイトもあるようです。
 以前も書いたと思いますが、中ゼミでは大学から過去問題を提供していただくとき、著作権上で何か問題が起きたときには責任をとるという文書を提出することが多くなりました。そのくらい、大学側はこの問題には神経質になっています。ですから、試験問題の売買を大学とは全く関係のないサイトが大学の許可を得て行っているはずはありません。当然、無許可です。気をつけなければいけませんね。
 ちょっと長くなってしまいました。この続きはまた。