東京外国語大学編入試験2次募集について

 今日は、東京外国語大学について。今年の試験については、一度、このブログで取り上げたことがあります。学部の改変があって、言語文化学部と国際社会学部に分かれたことから、試験制度が大きく変わる…という内容でした。
 その時に、受験者が減ると予測したのですが、理由は簡単。TOEFLのスコア提出が義務づけられていたからです。かつて、上智大学が受験資格に語学検定の基準を設けたときにも、最初の年は受験者が前年より大幅減となり、学科によっては数名いるかどうか…という状況になりました。それでも上智は英検やTOEICも対象となっており、中には英検2級で受けられる学科もあって、受験者数は次第に回復していきました。
 しかし、TOEFLのみとなるとハードルは高い。かつ、東京外大の場合は、出願書類も研究計画を含む長文の志望理由書が求められるなど、手がかかる内容でした。
 東京外大の試験はすでに終わり、合格発表もありました。中ゼミからの受験者は減って、5名のみの受験でしたが、全員無事に合格しました。でも、それだけでは終わりませんでした。国際社会学部で定員が埋まらず、2次募集が出たのです。やはり、受験者数が大学側の予想に及ばなかったようです。
 2次募集では、TOEFLのスコア提出がなくなりました。さらに、1次募集で課された論文がなくなり、試験科目は英語と面接のみとなっています。手のかかる志望理由書はそのままですが、それでもずいぶん、ハードルが下がりました。それに、2次試験はあること自体気づかれず、受験生が集まらないことも少なくありません。国際関係に関心のある方にとってはチャンスです。
 国際社会学部というと、いったい何が勉強できるのかわかりにくいと思いますが、地域研究、政治学・社会学・経済学・法学・教育学・歴史学・宗教学・思想・文化そのほか、さまざまな切り口から学ぶことができます。あなたの興味ある分野も見つかるかもしれません。
出願期間 平成25年12月20日(金)から12月26日(木)まで(必着)
試 験 日 平成26年2月28日(金)
詳細はこちらよりどうぞ。