引き続き、大学編入の情報収集について<その2>

 中央ゼミナールで私が担任をしていた、看護、栄養系編入、社会人入試の多くが終了し、残りは今週末、来週末に数校という状況になりました。まだ、結果待ちの大学もありますが、この場を借りて、がんばって受験に取り組んできた中ゼミ生の皆さんに、中ゼミを信頼してくださったことに対する感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。皆さんとの半年間は私にとっても本当に有意義でした。いろいろなことを教えていただきました。本当にありがとうございました。もちろん、まだこれから受験の中ゼミ生もたくさんいます。編入試験の本番はこれからです。私もできるだけサポートしていきたいと思います。がんばりましょう。
 さて、今日は引き続き、インターネット上の情報について。
 編入試験に関する実際の受験者の情報の取り扱いには、さまざまな点で注意が必要です。いくつかあげてみたいと思います。
 まず、筆記試験の内容に関して。これはもちろん、参考になります。特に、昨今の編入試験では、著作権の関係で試験問題を公開しないところが増えていますので、誰もが知りたい情報です。
 ただし、編入試験の問題紙は持ち帰ることができないケースが多く、試験問題とされる中には本人の記憶で再現しているに過ぎないものが含まれていることを、押さえておく必要があります。
 たとえば、中央ゼミナールゼミ生が書いてくれた受験情報。同じ大学学部学科を複数の人が受験することがありますから、複数枚の受験情報が提出されます。しかし、同じ試験であるにもかかわらず、試験問題に関する表現は様々です。論文課題は1行問題が多いのですが、それでも、どちらが正確なのだろう…と思うことがあります。
 これが課題文読解タイプの問題や英文となると、すべての文章を暗記はできませんから、○○に関する内容と表現されがちです…が、そもそも読み取りを間違えている可能性もあります。もっとも、課題文が提示される場合、試験紙には出典を明記されているため、特に日本語の課題文については、わざわざ出典にあたって、情報を提供してくれる中ゼミ生もいます。でも、インターネット上では、著作権の問題がありますし、逆に難しいですね。
 もっとも、大学編入の試験問題を公開したり、場合によっては売買しているサイトもあるようです。
 以前も書いたと思いますが、中ゼミでは大学から過去問題を提供していただくとき、著作権上で何か問題が起きたときには責任をとるという文書を提出することが多くなりました。そのくらい、大学側はこの問題には神経質になっています。ですから、試験問題の売買を大学とは全く関係のないサイトが大学の許可を得て行っているはずはありません。当然、無許可です。気をつけなければいけませんね。
 ちょっと長くなってしまいました。この続きはまた。