引き続き、大学編入の情報収集について

 今日も引き続き、インターネットでの情報収集について、お話ししたいと思います。
 先日、中央ゼミナールの質問掲示板に、次のような趣旨の書き込みがありました。
 「インターネットで編入について調べていたら、大学をいったん中退しないと他大学を受験できないと書いている人がいたが、編入試験に失敗したら、もう元大学に戻ることができず、「中退」という扱いになってしまうのだろうか」
 この質問に関する私の回答は次の通りです。
 いったん中退しないと大学編入は受験できない…となると、大学2年生は誰も受験できないことになります。でも、実際は中央ゼミナールの編入志望者の多くは大学2年で、今の大学に在籍しながら2年次修了見込みで受験しています。ですから、中退してから他大学を受験することになる…は、明らかに間違いです。
 ただし、残念ながら、学則など何らかの形で自学の学生が他大の編入試験を受験することを規制する大学もあります。中ゼミの調べでは全国私立大学の30%程度です。具体的には学部長の許可が必要など。さらには退学しないと受験できないとするところも少数ですがあります。ネット上で書き込みをされた方はそういう大学の出身者かもしれませんね。
 編入に関する規定は自学の学生の他大への編入にしても、他大生を編入で受け入れるケースにしても、大学で様々です。ネット上で書き込む方の多くはご自分の経験を元にしていますから、当校のような専門家から見ると、?ということがしょっちゅうです。情報収集にあたっては、気をつけることをお勧めします。
 大学編入に関するネット上の情報に疑問を感じるケースはいろいろとあります。この話は次回に続きます。