北里大学

北里大学大学院医療系研究科医科学専攻臨床心理学コース

 

北里大学大学院医療系研究科医科学専攻臨床心理学コースは、医科系大学院内に設置されていることに最たる特色があります。その特色を活かして、医学・医療の学識をもった専門職としての臨床心理士および公認心理師の養成をかかげています。

①入学試験概要

英語と小論文 (「基礎的科学試験」) 、専門科目 (「心理学 (基本) 試験」) および口述試験が課されます。

  • 英語

英語は、New York Times、Japan Times、CNNの英文記事、Natureをはじめとした有名科学ジャーナルの英文記事の要約が出題されます。中央ゼミナールでは「大学院英語<心理学>」という講座を設置し、心理系の英語に関する対策を行なう中で、当校の入試問題にも共通するような一般的な英語の文法やその訳し方、英文読解方法について学習していきます。

  • 小論文

小論文では心理学や医学および医学関連領域に関する課題文を読み、小論文を書いていく問題が多く出題されます。一般的な社会問題に関する課題文が出題されたケースもあります。中央ゼミナールでは主に夏期講習における「医療系小論文」の講座で対策しています。

  • 専門科目

専門科目では、基礎心理学を中心に幅広く出題されています。穴埋め形式を中心に、一般心理学に関わる論述が出題される傾向にあります。中央ゼミナールでは、「大学院臨床心理学論文」および「大学院基礎心理学論文」を設置し、「講義+答案作成+答案添削」を行なうことで穴埋め対策の知識だけでなく記述力や考察力を鍛えています。

  • 口述試験

口述試験では、臨床心理学や研究計画書、人物など幅広い内容が問われています。中央ゼミナールでは、個別面談で研究計画書の添削指導や面接対策を行っています。

  • 倍率

臨床心理学コース単独での倍率は公表されていませんが、中央ゼミナールの受験生からの情報を総合すると、年によってばらつきがあるものの、おおよそ2倍程度と考えられます。

 

②公認心理師カリキュラムへの対応

2018年4月以降の入学者については、公認心理師資格取得に完全対応することがすでに発表されています。

 

③中央ゼミナールでの対策と合格者

  • 履修授業例

大学院臨床心理学論文、大学院基礎心理学論文、大学院心理統計学、大学院英語<心理学>、医療系小論文 (夏期) などを履修しています。

  • 個別面談

個別面談では研究計画書添削指導、面接対策などを行います。

  • 中央ゼミナールからの合格者

例年2名程度の合格者が出ています。

 

※ 本記事に掲載されている内容は2018年6月16日時点のものです。詳しい情報は、北里大学大学院医療系研究科にお問い合わせください。