東京大学大学院教育学研究科総合教育科学専攻
東京大学は臨床心理学に関する世界基準の知見を学ぶことができる大学です。社会システムの中で活躍する高度専門職業人および研究者・指導者の育成を目的として体系化されたカリキュラムのもと教育・訓練を受けることができます。
①入学試験概要
英語と専門科目と口述試験が課されます。
- 英語
英語は教育学研究科共通の問題で、教育に関わる幅広いテーマから出題されています。中央ゼミナールでは「大学院英語<教育学>」という講座を設置し、教育系の英語に関する対策を行っています。ています。
- 専門科目
専門科目では、臨床心理学や発達臨床心理学、研究法や統計法から出題されています。専門科目は、用語の暗記だけでは対応できない問題が多く「知識+高い考察力」が求められるため、難易度は高いといえるでしょう。また平成30年度入試では、公認心理師に関する問題も出題されており、臨床心理学について幅広い興味を持つ必要がありそうです。
中央ゼミナールでは、「講義+答案作成+答案添削」を行なうことで知識だけでなく記述力や考察力を鍛えています。さらに「答案再提出制度」を利用することで、より確実に実力をつけることができます。
- 口述試験
口述試験では、臨床心理学や研究計画書、人物など幅広い内容が問われています。中央ゼミナールでは、個別面談で研究計画書の添削指導や面接対策を行っています。
- 倍率
コースごとの倍率は公表されていません。教育学研究科全体での倍率は、3倍程度です。東京大学出身の志願者でも、3割程度が不合格になっているようです。
②公認心理師カリキュラムへの対応
国家資格である公認心理師のカリキュラムへ対応するかどうかについて、2018年1月22日時点では情報が公開されていません。
③中央ゼミナールでの対策と合格者
- 履修授業例
大学院臨床心理学論文ハイレベル、大学院心理統計学ハイレベル、大学院英語<心理学>、大学院英語<教育学>などを履修しています。併願校に応じて、大学院基礎心理学論文を履修することもあります。
- 個別面談
個別面談では研究計画書添削指導、面接対策などを行います。
- 中央ゼミナールからの合格者
例年2~3名の合格者が出ています。他学部他専攻からの合格者も出ています。
※ 本記事に掲載されている内容は2018年1月25日時点のものです。詳しい情報は、東京大学大学院教育学研究科にお問い合わせください。