中ゼミの模擬面接に助けられた

初回のカウセリングを受けるにあたって、私の先入観は見事に裏切られました。
まず編入希望の生徒が多いことと、非常に授業の種類も豊富で、内容も充実していたことです。先生もとてもとても親切で、編入とは何たるかを教えていただきました。すぐに入塾することに決めた私は、まず授業を選ばなければいけません。英語については留学していたせいもあってか、多少ならずとも自信があったので、少し上のクラス(難関大志望)を取りました。
授業は夏期講習からスタートしました。そこで私は自信を一気になくしてしまいました。文法がまったくできていないため、提出したテストの結果が散々なものだったのです。アメリカに留学していたのだから英語はできるよねとよく言われるのですが、そんなことはありません。私の勉強不足もあったと思いますが、アメリカにいたときはあまり文法を気にせずしゃべっていましたし、また、エッセイを書いたらアシスタントティーチャーが文法を直してくれていたので、文法はそこまで重視してませんでした。「受験の英語は違う」と悟った上で、また一からやりなおしです。今まで「なんとなくこんなこといってるなぁ」で済まされてたのが、ちゃんと一語一句丁寧に訳さなければいけません。毎回の授業で、色々な大学の過去問を解き、授業の中でも時事問題や、先生が予想される「ここ入試に出そうトピック」を扱うので、日常でもニュースを見る癖がつきました。
10月頃から、授業の内容もハードになってきて、また、願書提出という現実を目の前に突きつけられる時期でもあったので、精神的にも焦っていました。しかし、そんな時支えになったのは、やはり同じく頑張っている塾の友達や先生でした。先生や事務の方々には本当に精神的に支えていただいたなと、今でも思っています。時にはとりとめもない話を、時には真剣に大学選びを、一緒に悩んでくれたりしました。
中央ゼミナールで授業はもちろんのこと、私が今でも感謝しているのは、模擬面接です。自分では完璧なつもりでも、やはりいくつか抜け落ちている部分があったり、矛盾が生じるところもあったりしましたが、毎回毎回、先生方が丁寧に補正してくださり、何回も何回もやるうちに不思議と自信がついてきました。
残念ながら第一志望は落ちてしまいましたが、それでも粘って、なんとか一つ合格できました。その後、受けようかと思っていた大学は受けず、学習院女子大に通っています。忙しくて、何もかもが初めてのことで季節の変化を楽しむ余裕もなかったですが、最近はペースをつかんで、毎日がとても充実しています。今の生活は中央ゼミナールで出会ったすべての人々がいたからこそ、あるものだと思っています。先生方、事務の方々には心から篤くお礼申し上げます。

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