自分を信じて最後まであきらめないで!

私が中ゼミに通おうと決意したのは、短大2年生の3月のことでした。独学で勉強をして編入学試験を受けたものの、全て落ちてしまい惨敗でした。しかし、どうしても編入学をして勉強をしたかった私は、短大の友人が通っていた中ゼミのことを聞き、「ここしかない!」と思い、中ゼミの門を叩きました。
4月に入り、中ゼミの授業が始まりました。特に赤田先生の社会学の授業はとても興味深く、毎回授業に出るのが楽しみになりました。最初はなかなか思うように小論文を書くことができませんでしたが、回を重ねるごとに、小論文を書くことの楽しさを実感していきました。
6月になって、自分の実力を試すためにもと考え、奈良女子大学を受験しました。浪人生ということもあり、もう絶対に落ちることができないという気持ちが高まり、がむしゃらに勉強をしました。試験当日、英語や専門は思うようにできましたが、面接はいま一つだったので、もうダメだ…とさえ思いました。しかし、合格発表の日、半分あきらめながらも見ていると、自分の受験番号がありました。最初は信じられない気持ちの方が強かったですが、とても嬉しかったのを覚えています。努力すれば叶うんだと実感した瞬間でもありました。
無事に奈良女子も合格し、次は第一志望のお茶大でした。実は、私は昨年もお茶大を受験していましたが2次試験の面接で落ちていました。今思えば、あの時は知識不足のため、落ちて当然でした。夏期講習が始まり、徐々に英語の点数が高くなり、勉強することがとても楽しくなりました。どうしてもお茶大に入りたいという思いから、自分が学びたい専門の本もたくさん読んでいきました。
10月に入り、いよいよお茶大の試験が始まりました。1次試験の筆記試験では、今まで勉強してきた全てを発揮できたのでかなり手応えがありました。そして無事に1次試験を通過し、次は2次の面接試験でした。昨年は面接で自分の知識の乏しさから、聞かれた質問全てにしどろもどろになってしまっていたので、今年は万全の対策をし、試験に臨もうと決めていました。面接練習は宍戸部長に何度もしていただきました。なかなか思うように質問に答えられない私に、宍戸部長は熱心に何度も何度も指導して下さいました。その甲斐があり、試験前日にはスムーズに答えることができるようになり、自信を持って本番に臨むことができました。実際の面接では、拍子抜けするほど教授の方々が優しく、私の話すこと1つ1つに頷いてくださり、とても穏やかな雰囲気でした。
面接が終わり、自分の学びたいこと、考えていること、どうしてもお茶大に入りたいということを伝えることができ、全てを出し切った満足感がありました。そして合格発表の日にドキドキしながら見ていくと、なんと自分の受験番号があったのです。この1年間やってきたことが報われ、教授たちに認められたことに対し、今まで頑張ってきて本当によかったと、心から嬉しかったです。
受験を終え、諦めないこと、努力することの大切さを改めて実感しています。短大2年の3月に他の友人は皆、進路が決まっている中、自分だけ進路が決まっていない状況で、目の前が真っ暗になりました。しかしあきらめずに編入学をしたいという思いを持ち続けたおかげで、今の自分がいます。途中何度も、いくら勉強しても「どこにも合格できなかったらどうしよう」と不安になり、眠れない日も続きました。今ではこの1年間が自分に与えられた成長の場であったと感じることができます。
またこうして合格できたのは、中ゼミのおかげだと思います。中ゼミのスタッフの方々、中ゼミに入りたての頃から多くの指導をしてくださった赤田先生、そしてお忙しい中何度も志望理由書の添削、面接の練習をして下さった宍戸部長には、心より感謝しています。この場を借りてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。これから受験される方も、自分を信じて最後まであきらめずに頑張ってください!

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