中ゼミで得た一番大きなものは、学びが始まったこと

 中ゼミに入る前、私は予備校に通ったことがありませんでした。でも、短大の編入ガイダンスで、先輩方が口を揃えて中ゼミという名前を挙げていて、どんなところなんだろうと思いました。同じ授業で仲良くなった先輩に中ゼミを勧められ、「一度くらいなら無料で話聞いてくれるから、一度行ってみなよ。」と言われたことで背中を押され、初めて相談に行きました。すごく自然体で、親身に話を聞いてくれて安心しましたが、安い買い物ではないため、すぐには踏み切れませんでした。入学した時は、まあ情報量が一番多いし、合格者も出しているからここでいいかという感じでした。
何の授業を取ったらよいかわからなかったので、面談して頂いた宍戸部長に取る講座を決めて頂き、授業を受けました。初日の千頭和先生の授業を聞いて、授業の質の高さに感動し、一気にやる気になりました。千頭和先生の数日間の授業で編入の厳しさを叩き込まれ、受験生としての腹が据わりました。予備校ってこんなところだったんだ、すごいなと思いました。その後、定員で一杯になってしまった千頭和先生の講座をどうしても取りたいと言ったら、宍戸部長が取れなかった人のために講座を増やしてくれました。また、宍戸部長には、2回くらい面接練習をしていただいただけなのに、私の内容を覚えていてくれて、関連のある新聞記事のコピーを頂いたりと、本当にお世話になりました。他の指導スタッフの方々にも、面接をして頂いたり、志望校の情報を教えて頂いたりして、面倒見の良さにとても感謝しています。私がイメージしていた予備校とは大部違いました。予備校といったら人数が多くて冷たいイメージがあったのですが、中ゼミは良心的な個人経営の塾の良さみたいなところが、人数が多くてもそのまま残っています。多人数の生徒達一人一人に、親身になって対応してくれるので、先生方や指導スタッフの方々は本当に大変なのでしょうが、労を惜しまず必要なものを与えてくれます。アットホームで、とても良心的な予備校だと思います。
そして、私が中ゼミで得たものの中で一番大きなものは、学びが始まったことだと思います。私は漠然と教育学部に編入できたらと思い、教育学論文の授業を受け始めました。担当の高橋幸絵先生は、これまで私が出会ってきたたくさんの先生方がおそらく誰も持っていなかっただろう物を持っていました。それは一言で言うと、生徒を(私を)学びへと向かわせる器量ではないかと思います。私は、中学と高校は進学率の良い中高一貫の進学校に通いました。誰もが良い大学に合格し、安定した資格や仕事を得られるように、教室の中でピリピリ勝負していたと思います。しかし、私はそのように見えた勝負を自分から降りてしまいました。自分の中で納得できないものがあったのだと思います。短大に入学して、少しずつ頭に情報を入れることができるようになりましたが、高橋先生と出会ってからは、飛躍的に、本を読んだり、勉強したり、自分が知らないことに興味を持っていくことができるようになりました。高校時代までは、何を信じて良いのか、この先生は本気なのだろうか、何のために生きているのだろうかなどということばかり考え、情報をシャットアウトしてしまっていました。でも今は、学ぶことが楽しいことだと気づいたのか、編入試験が終っても、勉強してしまっています。もちろん、試験前の数カ月もほとんど勉強が苦にならず、楽しんで勉強でき、その結果合格できました。高橋先生が、私がずっと隠し持っていたのだろう本当は学びたいんだというスイッチを引き出して、押しくれた感じです。今では出会ってきた先生方が北風だとしたら、間違いなく高橋先生は私にとって太陽です。

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