柔軟な心を持ってたくさん吸収してほしい

私は、3月末から始まる「春期講座」から中ゼミに通い始めました。短期大学に入学したときは、卒業後は就職するつもりでいたので、1年生の秋頃は企業が開いている合同説明会にも参加したりして、その頃、本格的に自分の将来というものを考え始めました。私は、漠然とではありますが教育を勉強して教師になるという道へ進みたいとも当時思っていました。教職もとっていなかったんですが……(笑)しかし教師になるには、教員免許が必要ですし、勉強を始められる機会があるのならチャンスがあるうちにやっておこうと思って進学を選びました。
中ゼミは、学校の編入ガイダンスで知りました。多くの先輩方が中ゼミを活用して編入学を成功させたと伺い、すぐにインターネットで検索しました。私の家からも通学圏内でしたし、入学前の高橋先生との面談で教育や受験についての多くの情報を聞くことができました。その面談で先生に時間割を立ていただいたのですが、その内容にも驚きました。週5での通学と一番多い日は昼間の13時から夜の21時までほとんど休憩なしで授業が詰まっていて……。とてもじゃないけど独学でここまでは勉強しないだろうと思いました。
教育学部は英語がないところが多かったのですが、教育学と小論文に加えて英語の勉強には多くの時間をあてました。英語に関しては中学で苦手意識を持ち始め、ずるずると来てしまっていたので、中学英語の50パーセント以上は理解していなかった状態だったと思います。中ゼミで千頭和先生の授業を受けて、中学英語をやりなおす機会を頂いて実感しました。先生の授業は、中学英語ができていないことを前提に授業をすすめてくれたので、最初から出遅れるということがなくよかったです。後半は授業のスピードも速くなっていましたが、序々に先生がペースを上げてくれたおかげでペースの変化に気がつかないほどでした。英語を楽しいと思って勉強できたのは初めての経験だったので、先生の授業を受けることができてよかったなと思いました。
教育学の授業は、プリントがとても多いです。そして先生の話す量もとても多いです。高橋先生のような授業を今まで受けたことがなかったので、最初のうちはただただ聞いているだけしかできなくて、授業を理解していないのは自分だけではないのかな、と不安にもなりました。でも次第にそれでもいいのだと割り切れるようになってきました。他の学部のことはよくわかりませんが、少なくとも教育は相手が人であるため、はっきりとした答えはないし、どれが正解ということもないのだと思います。私は高校生の時に受けた大学受験の勉強形式のイメージが強すぎで、どこを暗記してどの本を読めば合格に近づけるのだろうかとばかり初めのころは考えていました。こういう意識を持ち始めてからは、子どもと関わるためにボランティアに参加したり、障害児教育専攻志望だったということもあって、障害をもつ子どもの親たちが参加するセミナーに参加したりしました。この経験は、受験とはあまり関係しないと思っていたのですが、モチベーションの維持や受験の面接で意外とボランティアの経験から話が広がったりして結果的に合格への近道になったような気がします。
受験を振り返ってみると、編入試験に挑戦してよかったと思います。受験中は不安になることもあると思います。私は先生方を信じてひたすら勉強することを精神安定剤にしていました。そして、先を見過ぎないで目の前にあるものに対して一生懸命になるように意識的に行動しました。与えられたことはとりあえずやってみる。そしてどうするか決めればいいと思います。柔軟な心を持ってたくさん吸収する1年にしてください。応援しています。

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