中ゼミで1年間勉強してみて

 私は2018年度に中央ゼミナールで心理学科に編入するための受験勉強をしました。そのことについて、書いていきたいと思います。
 私が編入をしようと思ったのは、元々、臨床心理学に興味があったからと在籍している学部の学問にあまり、興味がなかったからです。また、大学受験を失敗していたことも挙げられると思います。興味のない授業ほどつまらないものはないと思います。もちろん、そこから得られる発見や知識はあると思いますが、やはり、自分の学びたいことを学んだ方が楽しいと思ったので、編入を決意しました。
 中央ゼミでは、心理学概論、日東駒専レベルの英語(一学期)、マーチレベルの英語(夏期講習以降)、英文和訳基礎徹底、心理系の添削英語、添削英作文(一学期)、小論文基礎演習(一学期)などを受講していました。まず、はじめに心理学(専門科目)の勉強についてお話しします。心理学の勉強は、初めに、講談社の『公認心理士・臨床心理士大学院対策』という参考書で心理学の基礎的な部分のみを学びました。また、同時並行して、大学の心理学概論や心理学の授業、中ゼミの心理学概論で学びを深めていきました。その後、様々な心理学に関する本を読みました。そして、専門用語の暗記もしました。また、法政大学では、統計の問題が出題されるため、統計の勉強もしました。統計の勉強は、講談社の『公認心理士・臨床心理士大学院対策』という参考書や中央ゼミの授業で扱った問題、過去問で対策をしました。統計を初めて勉強する人は理解することに苦しむかもしれません。しかし、そんなときは、中央ゼミの講師と学習相談をしてみてください。きっと、わからない問題の解決につながります。
 次に、英語の勉強について話します。英単語については、ターゲット1900(1700まで暗記)、ターゲット英熟語、心理系の英単語(中央ゼミで使用されている英単語長)をすべて暗記しました。また、心理学系の添削英語の授業で扱われた、英単語をすべて暗記しました。これだけ、暗記したおかげで、本番の長文読解や心理系の英単語の訳が問われる問題でわからない単語はほとんどありませんでした。また、長文読解は中央ゼミで扱われた問題の再提出や復習をしました。
 志望校対策については、どのような問題が出題されているのかについて、一度、過去問を見ることをおすすめします。統計が出題されるのか、心理学の用語説明はどの分野から出題されるのか、心理系の英文和訳は出題されるのか、確認してみてください。また、中央ゼミは過去問が豊富だと言っていますが、あまりない大学もあります。実際、私が受験した時は、日本大学心理学科の過去問はほとんどなかったので、自分で日本大学まで行き、過去問を書き写しました。つまり、何が言いたいのかというと、予備校に頼りきりではなくて、自分で主体的に行動することが大切だと思います。面接対策については、台本を作り、面談でチェックしてもらったり、自分で練習したりしました。
 最後に、私が編入試験をしてみて思ったことを書いていきたいと思います。私は法政大学が第一志望でしたが、合格することは叶わなかったので、合格を頂いた日本大学に進学します。法政大学の試験は一次試験(筆記)を合格していたため、落ちた時は正直、へこみました。しかし、今まで勉強してきたことは無駄ではありません。なぜなら、志望していた心理学科に編入することができ、一般大学入試では手の届かなかった日本大学心理学科に進学ができ、学問や学生生活を楽しむことができるからです。そして、一生懸命、何かに打ち込むことの大切さや喜びを感じとることができました。得られたものがたくさんあります。編入することが叶ったのも、私の勉強をみてくださった、茂庭先生をはじめとする講師の方々やスタッフの皆さん、応援してくれた両親のおかげだと思います。
これから、編入学を目指す皆さん、「努力は必ず報われる」という人がよくいますが、正しくは、「もしかしたら、努力した量に見合うだけの待遇が得られるかも」だと私は思います。だからこそ、全力で編入試験に臨む必要があると思います。失敗を恐れず、後悔がないように頑張ってください。きっと、何かが変わります。応援しています。

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