自分の以前の勉強に対する姿勢

わたしは以前の大学で2年次までの単位を取得し、大学を離れることを決めました。けれども自分なりに将来のことを考え、もう一度大学で勉強をしたいと思い、他の大学の編入試験を受けるべきか、復学の手続きをとるべきか悩んでいました。そして、編入のための受験勉強を自分の力でしようと思ったのですが、資料が少なく、どのような勉強をしていいのかわからないまま、編入先もなかなか決めることができずに4ヵ月が過ぎました。
何もせず時間が経っていくことに焦りを感じはじめたころ、友人の紹介で中央ゼミナールの存在を知りました。
編入のために予備校に通うことに、最初は少し抵抗を感じていたものの、入学の面談で自分の状況を話すと、すぐにスタッフの方がこれから編入試験を受けることが可能な大学と、試験に必要な教科、勉強方法について相談に乗ってくださいました。
結局、中ゼミに入ったのは8月。この時わたしは、編入先の希望の学部である社会学の勉強経験がなかったので、小論文を全く書くことができませんでした。さらに、大学受験の経験があり、英語に関しては多少自信があったにもかかわらず、いざ中ゼミの添削英語の授業を受けてみると、わたしの答案は平均点よりも下の点数でした。試験では専門の英文を読めなくてはならないということを知り、自分が編入試験を甘く見ていたことに後悔しました。
このままでは合格は難しいと思い、編入を諦めることも何度か考えました。そんなことを面談のときに中ゼミの先生に相談してみると、これからでも努力すれば間に合うと励ましてもらい、9月からは勉強の方法を変えました。
英語は基礎から勉強し直すことを決め、単語・英作文を自分で続けながら、中ゼミでは和訳と文法の授業をとりました。授業では、自分の知っている単語と文法だけを手がかりに、なんとなくそれっぽい日本語にする。というやり方では、全く点数が伸びませんでした。けれども、英文の構造を明確に理解し、日本語にする過程を授業で学び、それを復習して再提出することを繰り返すうちに、少しずつ点数が上がりはじめ、クラスを上げていくことができました。中ゼミで学んだ英文の理解の方法は、大学受験では学んだことのなかったはじめてのやり方で、本当にわかりやすく、英語に対する考え方が完全にかわりました。この英語の授業によって英文を理解するポイントや楽しさが身について、受験勉強を続けることができたと思います。
社会学の勉強がはじめてなことに加え、今まで論文を書くという経験がほとんどなかったわたしは、自分で文章を書くこと自体に抵抗がありました。けれども少しでも春から勉強している人に追いつくためにも、授業のときに配られた解答例を写し、文の組み立てを理解することからはじめ、先生に薦められた社会学の本を自分のノートにまとめ、なるべく文章を書くように努力しました。少しずつ文章を書くことに慣れると、社会学の本を読むことや理論を覚えることが楽しくなり、大学に入り社会学の勉強を続けたいという意志が強くなったのと同時に、今まで感じていた文を書くことに対する苦手意識を克服することができ、自分の自信にもつながりました。さらに、社会学を通して文化人類学などにも興味が広がり、併願校の幅も広げることができました。
試験は10月からはじまり、何校か不合格という結果もありながら、自分の希望する大学に合格することができ、本当にうれしかったです。
今考えると、何度も面談で、小論文のアドバイスや志望理由書の作成、試験の面接の練習などをしていただいたことで自然に身についた社会学の知識が、本番でとても役に立った気がします。そして、中ゼミで学び編入の試験を受けてきて学んだことは、自分の以前の勉強に対する姿勢を考え直すきっかけにもなりました。編入後も中ゼミで学んだことを忘れずに学び続けていきたいです。悩みや緊張もありながら、諦めずに勉強を続けることができたのは中ゼミのおかげです。先生やスタッフのみなさん全員に感謝しています。

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