達成感

 私が編入を決意したのは、大学2年の5月です。元々、在学していた大学は高校3年のときの大学受験で滑り止めとして受験した大学でした。滑り止めの大学しか合格が出なかった私ですが、浪人は考えていなかったため、滑り止めの大学に行くことを決意し、その中でも楽しく大学生活を送っていました。ですが、大学2年になる少し前に新型コロナウイルスの影響により大学の授業がオンラインとなり、所属していた部活も活動日が減少し、自分の将来を考えることが増えました。そして、コロナによる就職状況の悪化で、やはり今いる大学を変えたいと感じるようになり編入を考えるようになりました。そんなとき、中央ゼミナールの存在を知り、夏期講習から中ゼミに通うことを決意しました。
 夏期講習からスタートした私ですが、クラスのなかの大半が春期講習や1学期から中ゼミに通っていることを知り、周りから遅れをとっていることに焦りを感じました。また、私は部活動に所属していたため、部活動と受験勉強の両立に不安を感じました。そして、経営学部から社会学部へと学部の変更も考えていたため、なお不安を感じていました。このように、不安だらけの状態から私の編入受験はスタートしました。
 夏期講習から受講した「添削英語」の授業では、初回の授業で中2、中3の学習内容のテキストを解くよう先生から指示を受けました。正直、英語は得意分野であったため、中学のテキストまで遡ることに困惑しました。ですが、自分の抜けてしまった知識を確認するためにも隙間時間を活用しテキストに取りかかりました。その後も授業で出される自習課題や授業内容の復習を継続して行いました。授業のたびに実施される添削課題で、時には先生から辛口のコメントをいただくこともありました。ですが、そのようなコメントがあったからこそ、私は自分自身を奮い立たせ、継続して勉強を行うことが出来ました。そして、2学期に入ると、添削課題で先生から良い評価をいただけるようになりました。このとき、英語の抜けていた知識をだんだんと埋められるようになっているという感覚があり、より一層英語の学習に力が入ったのを覚えています。こうして、英語は自分の中でも手応えを感じられるまでになり、受験校の試験ではその成果をしっかりと発揮できました。
 小論文や社会学の授業も夏期講習から受講しました。社会学の知識がゼロの状態であった私でしたが、授業では先生が身近なことに関連づけながら社会学の知識を教えてくださいました。そのため、身の回りの出来事やニュースが社会学の知識から説明できることに面白さを感じ、楽しみながら勉強することが出来ました。小論文の授業では、社会学の知識を使いながら論述の練習を何回も行いました。授業内で書いた小論文を先生に添削してもらううちに論述のパターンも身についていきました。授業外でも繰り返し小論文を書いているうちに、自分の書いた小論文の原稿用紙がファイルに収まらなくなったときは、達成感がありました。
 志望理由書や面接練習は、小論の授業を担当していただいた先生と行いました。特に面接練習では、面接で聞かれやすい質問から想定外の質問まで、しっかりと対策を行っていただきました。そのため、実際の面接試験では、練習で聞かれた質問と同じ質問をされたり。想定外の質問にもしっかり答えられるなど、手応えのある面接ができました。また、編入学はあまり情報が出回らないため、中央ゼミナールで多くの情報を得られたことで、受験校に対してしっかりと対策をすることができました。
 このように万全の態勢で試験に臨めたのは、小論や面接でお世話になった斉藤先生、英語でお世話になった千頭和先生はじめ、授業を担当してくださった先生方、スタッフのみなさんのおかげです。本当にありがとうございました。 

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