私の合格体験記

 大学に入学した今になって、中ゼミで勉強した七ヶ月が懐かしく、自分の人生の新たな一歩であったと感じています。今だから言えますが、本が苦手であった私にとって、文章の読み書きにあんなに没頭できたこと自体驚きでした。

 というのは、私は長い間、受験の機会から遠ざかっていたため、専門学校を卒業して中ゼミに入会した時には、受験勉強の基本を何もわかっていませんでした。四月に塾に入会した当初は不安で、中ゼミの受講生の真剣さに圧倒されていました。

 私は最初、管理栄養士科志望でしたが、男性なので編入枠のある大学が少なかったため志望校を二つに絞っていました。勉強を始める中ですぐ、自分の持っている知識の少なさに愕然としました。何が理解不足で何の対策を打てば先に進めるのかがつかめないまま夏期講習が訪れ、宍戸先生に志望理由書の添削をしていただくことになったのでした。

 志望理由書の作成にあたって、身の上話を何度も聞いて下さったことに今でも感謝しています。この時期になってようやく自分で考えをまとめ、適切に表現することが口頭でも答案の上でも少しずつできるようになり、小論文と志望理由は形になってきていました。

 管理栄養士科の受験自体に悩んでいた当時の私に、社会事業大学の事を教えてくださったことが契機になり、即オープンキャンパスに行ったことを覚えています。

 小論文基礎演習(長先生)や医療系小論文へはずっと参加していたため、文章を書く際の基本的作法や書く際に必要な考え方を日々訓練していたことや、普段から空き時間に興味のある分野の新書や本(社会科学など)や新聞を読んでいたことが小論文を書ききる力に結果的につながったと思います。

 志望理由書の添削と直前に行った毎日の面接指導を通して、前日には筆記試験と面接で全力を出そうと思えるように不思議となっていました。くじけそうになった時もありましたが、なんとか持ちこたえた自分を今となっては誉めてあげたいです。支えてくれた中ゼミの学習環境や宍戸先生には感謝の気持ちでいっぱいです。おかげで有意義な大学生活を送れています。本当にありがとうございました。

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