他学部からの編入体験

 私が編入しようと思ったきっかけは、薬学部で勉強するだけでは人々に貢献することができないのではないかと感じたことです。チーム医療など最新の医療の言葉だけはたくさん出てくるのに、実際にそれを実現できている所は少なく、高齢化が進み、高齢者への過剰投与なども問題視されるようになってきました。このような問題を学ぶ機会はあるものの、解決方法を学ぶことができなかったので、薬学部の授業の後はとても心残りがありました。このような理由で、そこから社会のあり方を学ぶことができる社会学を学ぶことを決意しました。
 中ゼミに入ってからは毎日授業があったので、その授業の復習をメインとしてずっとやっていました。他には英語を克服するために先生に良いと言われた文法や長文の本を買って繰り返し解くようにしました。取っている授業の平均点にまずたどり着くことが目標なくらい驚くほど英語が出来なかったため、文法からやり直すと、とても時間がかかったので、少しでも早く問題集を終わらせるのと克服するために電車の隙間時間を利用していました。自分で必死に時間を探していましたが、9月から始めたこともあり、簡単には周りとの差を締めることはできず、点数も思い通りに伸びなかったので、自分のやっていることが正しいのか不安になることもありました。しかし、英語にかけた時間が増えるほど少しずつ点数が伸びるようになり、やる気をさらに上げることが出来るようになりました。また、小論文では今まで理系の勉強しかしてこなかったため、社会学の小論文を書くことはとても難しかったです。ですが、赤田先生の授業で扱ったものを着実に身につけて暗記していくことで、さまざまな小論文に対応できるようになりました。中には難しい理論もあり、自分が苦手で暗記しても小論文には活用できないと思ったものは代わりに使える理論を探していました。こうすることで自分の気に入った理論を優先に暗記することができ、他の小論文への活用の仕方を身につけることもできるようになりました。
 編入の勉強をする中で一番苦戦したものが面接です。自分の言いたいことを相手に的確に分かりやすく説明することは簡単ではありませんでした。自分の言いたいことは頭に上がっていてもそれをうまく説明できなかったら意味がありません。私は面接練習で毎日完璧に答えられることがなく、練習を重ねるごとに不安が増えていきました。試験当日の日も面接が一番緊張し、精神面をとても成長させることができたのではないかと感じています。編入すると決めてから3カ月しか経っていませんが、とても長く感じ、濃い時間を過ごせたと思っています。合格をもらうまでは自分のやっていることが無駄なのではないかと苦しむこともありましたが、合格をもらうと今までの悩みは一気に取り除かれ、中ゼミの先生方の熱心な指導のおかげで合格をもらえたと思っています。今となっては、何も後悔はありません。指導していただいた先生方に感謝しかありません。これからは社会学を学び社会のあり方をしっかり学べるように頑張ります。

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