いつでも前向きに

編入試験は頑張ったら頑張った分だけ成果が発揮されやすい入試だと思います。
どんなことがあっても前向きに、何があっても最後まで絶対に諦めないで最後までやり通す根性があればきっといい結果が出るはずです。
憧れの早稲田に入学して2カ月半。毎日が楽しくて編入前とはまるで別世界のようです。少しでもこれから編入を目指す方のお役に立てればと思い受験体験記を書きました。
まず私が編入を目指すきっかっけとなったことは大学受験が不本意な結果に終わったためです。浪人しても無駄だと諦め、滑り止めで受かった大学に進学したもののどうしても嫌で今度は「編入」で再チャレンジしようと編入を決意しました。

 初めて中ゼミに相談しに行ったのが1年生の1月でした。ターゲットの英単語、英熟語、新聞を読み始めたのも相談してからてす。
スタートは早ければ早いほどいいと聞いたので3月のプレ講習から講座を受講しました。4月からは総合科生として入学し、早稲田の入試まで中ゼミには1年間お世話になりました。
中ゼミの自習室は365日開放してくれているので、私は学校の授業がなくなった夏休みからは毎日中ゼミに住んでるっていうくらい朝から夜まで自習室にこもっていました。中ゼミには同じ目標に向かっているライバルがたくさんいるので、とてもやる気になれますよ。
私は早稲田に行きたくて編入を決意したものの、英語は中学レベルの文法すら理解していない状態で英文和訳をしていました。3月のプレ講座では一番下のBクラス、4月からは千頭和先生の添削英語基礎徹底を受講し、先生に教わった通り中2の問題集からやり直しました。
前期まではとにかく焦らず丁寧に基礎をしっかりやりました。量をこなしたり、難しい英文にチャレンジを始めたのは夏休み以降です。それでも秋の入試までには間に合いました。

 とにかく私は英語が苦手だったので、授業や机に向かって勉強する以外にも隙間時間には必ず英単語、英熟語を見る習慣をつけ、家にいる時や歩いている時は英単語、英熟語のCDを聞き、毎日必ず授業で扱った英文を繰り返し音読し、常に英語に触れていました。
総合コースの授業が終わってからは当時の私にとってかなり難しい講座も受講していました。授業ではミスの連発。先生には解説中に自分のミスを指摘されることもたくさんありました。授業を受けていた当時はあまりに難しくて全く歯が立たずに落ち込みましたが、「間違えたのは授業中でよかった。これを本番で失敗しなければいいでしょ。」って前向きに考え、毎日何度も音読を繰り返し、全く歯が立たなかった英文を入試までには全て簡単に読めるようにまで復習していました。

 専門科目や論文は赤田先生の社会学論文と社会科学総合学際論文を受講していました。はじめのうちはまず、小論文を自分で書けるようにするために大学受験のテキストの評論文を読んで、自分の書く文章が論理的な文章に近づくようにしていました。
次に専門科目は先生のお勧めの本や自分の研究テーマに関する本を繰り返し読んで勉強していました。研究テーマは早めに決めることをお勧めします。早ければ早いほど自分の研究テーマに関する本がたくさん読め、面接の対策にもなります。
はじめのうちは授業で習った理論をうまく使えずに論文を書くのにものすごく時間がかかってしまったので、普段から社会学的に物事を考えるように習慣づけていました。そして小論文は書いてみたら必ず提出し、客観的に添削してもらうのが大切です。

 試験については、入試は本番までになるべく早くから何校か受験しておくと本番は落ち着いて受験できます。
私は早稲田までに5校受験していたのでほとんど緊張せずに入試を受けることができました。
編入試験はまずは受験する大学のことを熟知していなければなりません。過去問研究は必須です。
英語に関してはどこの大学でも過去に使われていた単語が使われている可能性が高いです。私は受験する大学の過去問は全て解き、わからない単語のリストを作っていたおかげで入試本番は何度も助けられました。
早稲田は去年から英語の入試が始まったので過去問は1年分しかなかったので学士編入の過去問を12年分解いていたら、今年の設問の形式が10年以上前の形式だったので去年と傾向が変わっていましたが慌てずに解くことができました。
専門論文も過去問を解いているうちに大学の傾向がわかります。また問題は全く違っていても、一度過去問で使った理論は他の年の過去問や本番でも使える可能性が高いです。
そして編入試験は志望理由書を提出しなければならない大学が多いです。
志望理由書は大学によって形式が異なりますが早めの準備が必用です。志望理由書がない場合でも面接対策のために志望理由はしっかりしてなければなりません。志望理由書は願書が手に入り次第取り掛かり、先生に何度も指導していただきました。
そして9月から入試がスタートしましたが、最初のうちうまくいきませんでした。準備不足のために、論文が書けなかったり、面接も緊張でうまくしゃべれなかったり、無理に難しい用語を使って何を言っているのかわからなくなってしまったり、筆記試験も面接も失敗の連続でした。
ここで大切なのは気持ちの切り替えです。落ちたらさっさと諦めて、何が悪かったのかをしっかり反省し、落ちた悔しさを次の入試へのエネルギーに変えれば、合格して安心してしまうよりもずっと頑張れます。4連敗だった私が5校目、6校目と合格できたのは4連敗の悔しさのエネルギーのおかげです。
編入試験は大学に通いながら、しかも2年生という一番忙しい時期に受験をするという精神的にとても大変な入試です。
最後まで諦めずに第一志望に合格できたのは中ゼミの先生方、友達のおかげです。
本当にありがとうございました。

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