強い動機

 受験を終えて思うことは、中ゼミなくして合格はなかっただろうなということです。日々の授業や個別面談などを通じて、先生方にはとてもお世話になりました。また、志望校の過去問を簡単に得ることのできる環境や受験情報を提供してくださった先輩方にも感謝しています。私も次の編入試験を目指す人たちの役に立てるよう、少しだけ自分の受験生生活を振り返ると同時に、何かアドバイスができたらいいなと思います。良かったら参考にしてください。
 私は4月に中ゼミの「総合コース通年」に入学しました。自分の将来や興味関心から、法学部に編入・転部したいと思ったことがきっかけでした。今となっては、この強い動機があったからこそ、毎日の勉強を続けられたんだと思います。というのも、法学政治学コースは、月曜日から土曜日まで毎日授業があり、ほぼ初学の法学や政治学の勉強のボリュームはかなりのものであると同時に、授業で理解したことを暗記して答案に論理的に応える必要があることから、授業内はもちろん、授業外でどれだけ集中して勉強できるかが勝負になっていたからです。大学生という「受験勉強を既に終えた人」しか周りにいない中で、合格を目指して自己管理をするということは簡単なことではないと思います。ですが、私は完璧ではなくとも、なんとかそれを行うことができました。それはメンタルの強さ云々ではなく、単に、編入それ自体が目的ではなかったからだと思います。言い換えれば、編入の先にどんな夢や目標、つまり強い動機があるのかということであり、いかに編入を「通過点」として捉えることができるかにかかっていると思います。
 具体的な勉強方法などは先生方が教えてくださると思うので、自分が伝えたいことはこれくらいです。後は、強い動機を持って日々の勉強に本気で取り組み、出てきた弱点を素直に認め、それを克服するための努力を行い続けることです。日本のコンピューター開発に大きな功績を残した池田敏雄は、「欠点が見えてみえてどうしようもないくらい考えろ」と部下に言ったそうです。本当にそうだと思いました。

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