働きながらでも合格できる

 社会人である私が編入を志し、中ゼミに入学したのは、本試験を4ヶ月後に控えたときだった。時間があまりなかったが、会社の終業時刻を考えると授業は受講できない。しかし、どうしても合格したかった私は、受験アシストコースを選び、勉強方法・教材の相談、そして面接練習を中心にしていただいた。社会人の方で、「編入をしたいけれども時間がない…」と考えている方がいたら、ぜひ諦めないでいただきたい。中ゼミの受験アシストコースの利用をおすすめする。
 私は編入対策ができる予備校を、中ゼミ含め3校見学し、さらにオンライン家庭教師の利用も検討した。その中で中ゼミに入学を決めた理由は、なんといっても情報量の多さである。編入試験は、大学入試とは違い、世間に出回っている情報が圧倒的に少ない。独学で進めようとしても、何から手を付ければいいのか分からないという方が大半だろう。入試課で過去問を閲覧できる大学もあるが、時間のない社会人にとって、複数の大学を日中に訪問するのは不可能に近い。その点、中ゼミには編入試験を実施しているほとんどの大学の過去問が、過去数年・数十年分ほど置いてあり、コピーも自由にできる。他社でこれほどの過去問が置いてあるところはない。また過去問だけでなく、合格体験記も非常に役立った。ホームページ上でも合格体験記は公開されているが、入会すると合格者のパーソナルな情報、試験当日の詳細な内容や面接で聞かれたこと、勉強方法や使用していた教材などを、さらに詳しく閲覧することができる。これらの資料を収集できたことで、効率的に試験対策ができた。
 また、豊富な講師陣も魅力の1つだ。私は英語系の学科を志望していたが、その分野だけでも3名の講師が在籍しており、専攻分野や相性、都合のいい曜日・時間に合う講師を豊富な選択肢から選ぶことができる。そして、その講師陣も編入指導に長年携わっているため、些細な不安や疑問でも親身に聞いてくださり、適切な指導をしてくださる。4ヶ月という短い間だったが、勉強方法や使う教材の相談から始まり、志望理由書の指導や専攻分野について学べる書籍の紹介、そして直前期には日本語・英語での面接練習を徹底的にしていただき、不安なく本番を迎えることができた。他の予備校では、名目上は編入コースが設けられているものの、編入指導に携わったことのある講師が在籍していなかったり、面接練習が日本語でのみしかできず、最も懸念していた英語面接の練習ができるところがなかった。情報量の多さに加え、信頼のおける講師陣も中ゼミの魅力だろう。どのような講師が在籍しているかはホームページでも確認することができるし、事前予約をすれば入会前に面談してもらえるので、一度面談することをおすすめする。
 最後に、社会人として働く方へ、恐れ多いがアドバイスをさせていただきたい。1点目は効率的に勉強をすることだ。人にもよるだろうが、働き終えてクタクタになった後に勉強するよりも、冴えた頭で早朝に勉強することをおすすめする。また、通勤電車や昼休みを利用して、少しでも勉強時間を確保してほしい。2点目は、スケジュール管理を徹底することだ。これは勉強面はもちろんのこと、書類関係の準備にも気を付けていただきたい。卒業した大学から成績証明書・卒業証明書を取り寄せたり、資格試験の証明書の用意にも案外時間がかかるものだ。余裕をもって編入試験に臨めるようにしておくといいだろう。
 周囲が昇進、結婚・出産していく中で、再度大学へ入学するという選択肢は、社会人の編入志望者にとってはときに悩みの種ともなるかもしれない。また残業や飲み会で思うように勉強が進められないときもあるだろう。そんなときには自分ひとりで悩まず、個人面談を利用し、信頼できる講師へ相談することをおすすめする。中ゼミの存在なしでは、短期間で志望する学校から合格をいただくことはできなかったと心から言える。時間のない社会人こそ、独学ではなく、ぜひ予備校の活用をおすすめする。

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