試験までの経過

 私は2年生になる春休みに本格的に志望校について考え始めました。短大が英語科だったので、英語力をさらに向上させたいと思い、3月末に津田塾大学のオープンキャンパスに参加しました。しかしこの時期のオープンキャンパスは情報量が少なく、一般入試の過去問題しか手に入らず、何をすればいいか分からない状態でした。そこで中央ゼミナールの通信を始めることにしました。私が受講したのはハイレベルエッセイ・和訳(SH)・異文化コミュニケーション(小論文)の3つでした。まず始めは英語の文法レベルチェックにとりかかり、自分の英語のレベルがどのくらいか確認しました。高校で文法をしっかりやっていたこともあり、これはスムーズにこなすことができました。早速エッセイや和訳に手をつけ、添削課題を提出しました。添削はとても丁寧でポイントを押さえて和訳をする力や論理的な英文を書く力を伸ばすのにとても有効でした。添削課題はギリギリ合格の時もありましたが、復習を繰り返し2週間に1課題ずつのペースでノートにまとめながら取り組んでいきました。

【夏休み】

 夏休み前まではサークルやボランティアで忙しく、志望理由書も第二外国語もほとんど手をつけていませんでした。夏休みは夏期講習で和訳とエッセイを受講し、せっかく中ゼミに来るので、授業のある時は面談も入れるようにしました。志望理由書は、初めの頃自分の言いたいことがうまく言葉にできなかったり、矛盾していたりしてとても合格できるレベルではありませんでした。しかし面談で毎回中村先生に添削していただくうちに考えがまとまってきて、最終的に模試で95点とれるほどの志望理由書を書くことができるようになりました。夏期講習の和訳とエッセイの授業では毎回再添削していただき、納得のいくまで取り組みました。また、単語や熟語のテストは毎回満点を取るつもりで臨み、授業内容の復習も欠かさないようにしていました。第二外国語は中ゼミで対策することができなかったので、文法書を1冊、英語の勉強と並行して独学でやっていました。地元の図書館で9時から20時までやることもありましたが、毎日お昼などの休憩をしっかりととり、休憩中に新聞や本を読むよう心がけました。

【1ヶ月前】

 夏休みに勉強の習慣が身に付き、夏休み明けはサークルやボランティアを続けながらも時間を見つけてはできそうなものをこなしていました。毎週日曜日は面談を入れ、面接練習の日としました。一度だけ英語の面接練習もやっていただきました。小論文はほぼ完成していたので、この時期にはあまりやりませんでしたが、2週間前に時間内に書けるか確認しました。まだ自信のなかった第二外国語とエッセイは毎日やるようにしていました。

【前日】

 ゼミの先生が面接練習をして下さるということでお願いしました。しかし思ったよりも質問に答えることができず、不安になりました。他の先生にアドバイスをもらったり、ダメ押しでネイティブの先生と英語の面接練習をしたりしていたら、家に帰るのが遅くなってしまいました。寝る前は焦る気持ちでいっぱいで、何度も志望理由書や勉強したノートを読み返してから寝ました。

【当日】

 前日緊張しすぎたせいか、逆に落ち着いていました。試験は第二外国語、英語、小論文の順でした。第二外国語は始まる前に文法書を再確認し、試験はできるところから解いていきました。英語は、添削課題で使っていたノートにまとめてある要点を見直しました。英語の試験は問題が1問増えていたこともあり、割と時間がありませんでした。そのため和訳でつまずいてもこだわらず、最後までやりきるようにしました。勉強しているときに一番自信のなかったエッセイは、本論が短くなってしまったものの、自分の経験をもとに失敗から学んだことを堂々と書くことができました。小論文はさんざん添削していただいたものを、誤字脱字に気を付けながら書き上げることができました。試験後は面接ノートをみながらゆっくり昼食をとり、チョコレートをたべてなるべくリラックスすることに努めました。面接の控室では呼ばれるまで何度も空で志望理由をつぶやいていました。面接はとても和やかな雰囲気で、中ゼミの面接練習で何度も練習した志望理由を迷いなく言えたあとは、いきいきと質問に答えることができました。

【合格発表日】

 合格の文字を見たときは本当に言葉にできない気持ちで胸がいっぱいで、ただただ泣きました。大学受験に失敗してからの2年間、心につかえていたものがとれた気がしました。それと同時にたくさんの人に支えられて合格することができたのだと深く実感しました。特に中ゼミの存在は大きく、熱心に指導してくださった先生方や通わせてくれた両親には心から感謝しています。合格したことをスタートに、これからの学生生活をめいっぱい充実させ、日々を大切に2年間過ごしていきます。

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