最後まで諦めないで!

 編入試験を受けると決めてからの1年間は本当に色々なことがありましたし、私自身も未経験なことが多くて、たいへん勉強になる1年間でした。この合格体験記では、私が編入試験を志した経緯やその後の1年間の中ゼミでの過ごし方、そして、編入試験を受けるにあたって後輩となるみなさんに伝えたいことを記載したいと思います。
まず、私が言いたいのは、編入試験は勉強ができる人、世の中の大学生達と戦える人でないと、そもそも話になりません。特に編入試験では英語ができるか否かで合格は決まってきます。これらに当てはまってない人は人一倍努力をすることが合格を掴む方法です。この話を大前提としてこれから先を読んでいただきたいです。
私が編入試験を受けると決めたのは現役で大学受験を失敗した時です。私がその時に合格を貰えたのは後期受験をした短期大学だけでした。今思い返すと私の失敗の最大の原因は目標が定まっていないことだったと思います。それは今後編入試験を受けるみなさんにも言えることで、目標が定まっていない人は結局何をしても合格は手にできないと思ってください。それくらい受験に目標というのは必須です。実際に私の短期大学の友人も中ゼミに通い共に過ごしましたが、目標が明確に定まっていないことで合格を手にしていませんでした。そして私は合格を貰った短期大学に入学後、1年間良い成績を取ることだけに集中し、楽しい大学生活を捨て、できるだけ勉強をするように心がけていました。ですが、楽しい生活を捨てると言っても、完全に勉強モードになるわけではありません。短期の語学研修や、資格の取得、行事への参加は私も1年の時に行ったり、やったりしていました。つまり、1年生の時にどれくらい自分に厳しく、時に優しくメリハリをつけて生活できるかが重要になってきます。また、TOEICやTOEFL、英検の受験は早めに対策をしておくことをお勧めします。それらがその後の編入の選択肢を増やしてくれるということもあるからです。また、最近は編入試験の人気向上で学校によっては足切りもあるので早めに動くのがやはり大切です。そして、良い成績を取ることはこれも目標と同様に必須です。編入試験は大学の一般入試とは異なり、面接もあるので、人となりをとてもよく見られます。その際に今の学校の成績も必ず加味されるので良い成績を取っておいて損はないと思います。私の短期大学の友人は私と同じ大学を編入試験で受験しましたがその面接の際、あまりに短期大学での成績が悪かったため、面接官によってかなりの圧迫面接にされたという話も聞きました。
そして、2年生になってからは中ゼミの英語レベルチェックテストを受験して、自分の現段階での立ち位置を確認してから四月の初めにすぐに入学し、毎日短期大学の時間割、自分のレベルに合わせて授業を受講していました。中ゼミでオススメの授業は山崎先生の「添削英語」と、千頭和先生の「徹底マスター」です。山崎先生の授業は英語の知識を一から分かりやすく教えてもらえますし、先生も非常に優しいので、いつでも生徒の気持ちになって相談事や、話を聞いてアドバイスをくれます。私も先生の言葉に何度も救われたことのある生徒の1人です。また、いつでも添削を引き受けてくれるので英語力も自分次第でとても向上されます。そして、千頭和先生の授業は、英語の知識というよりも、先生の考え方を知るということが非常にためになります。私はこの先生の授業のおかげで、視野が少し広がりましたし、新たな教養も身につけることができました。以上の2つの授業は中ゼミで過ごして1番ためになったと思えるオススメの授業です。
また、中ゼミの授業を受けるにあたって重要なのは、やる気、根気強さ、考える力、素直な気持ち、群れない姿勢、そして予習復習です。多分、これらがきちんとできる人は編入試験も上手くいくように思います。受験をする人にとって、これらは持っていて当たり前のように思いますが、これが出来ない人が周りには多いように感じました。やる気や根気強さというのはそのままの意味です。そして、考える力というのは合格するためには何が必要かを常に考える力です。具体的に言うと、授業を受ける前や、受けた後に自分は何が分かっていないのか、合格するには今何をすべきなのかをきちんと客観的に考え、見極める力のことです。中ゼミの先生達は献身的に力になってくれますが、自分でも常に考え、行動することが大切だと思います。そして素直な気持ちというのは、否定をし、先生の考えに背くのではなく、まずは素直な気持ちで先生の意見や、教え方を受け入れる力のことです。中ゼミに通っていて全て上手くいくわけではありません。自分とは合わない先生に出会い、自分の求めていたものを得られないということも人によってはあり得るかもしれません。そんな時にこの力が大切になってくると思います。否定をすることはとても簡単です。背くのも、諦めるのも同様です。だからこそ、その手段は最後の最後まで使わないことが大切なのではないかと思います。それでも、合わない場合はその状況をどうしたらプラスに変えることができるのかを考えることが大切です。実際に、私の周りでは先生の考え方に合わなかったのか文句を言ったり、反抗をしていた人がいたようですが、それでは何もプラスな状況は生まれません。だからこそ、自分に出来ることをして、プラスな状況に変えようとする姿勢が大切なのだと思います。また、群れない姿勢というのはそのままの意味で、中ゼミで友達を作り、似たような存在と群れることをしないという意味です。切磋琢磨し合える友達ならばオススメしますが、馴れ合いになるのであれば友達作りはオススメしません。何のために中ゼミに通っているのかをきちんと考えてから行動することが重要です。そして最後が一番大切で、予習復習のできる者は受験を制すと言っても過言ではないくらいに重要です。人によっては一回で理解できる人、5回やっても分からない人、色んなタイプの人がいると思います。そんな中、自分はどのタイプなのか予習復習を毎日することによって早急に見極め、自分の勉強法を確立していく、これが合格には必ず必要だと思います。
以上、これらはごく当たり前のことですが、これが合格に必要な能力なんです。特別なことは何もありません。だからこそ、学習能力が既に備わっている人にはチャンスでしかありません。中ゼミに通っていて、最初だけやる気のある人、途中でやめる人、諦める人、最後までやり切る人と、色んなタイプの人に出会いましたが、それがそのまま最終的な結果になっているように感じました。つまり、中ゼミでの日々をまとめるならば、周りに流されない心の強い人が合格を手にするんだと思います。だから、これを読んだみなさんは、合格を手にしたいみなさんは、ぜひこの話を参考にして早急に今から自分の出来ることを行動に移してください。抽象論にはなってしまいますが、必死にもがいて、人よりも上にいくことを常に目標とし、自分に厳しく、そして自分らしく精一杯頑張ってください。そうすれば道は切り開かれますし、先生達も力を貸してくれます。
そして、最後になりますが、編入試験をするにあたって、みなさんに伝えたいことがあります。それは、絶対に何があっても諦めないでください。努力をすれば必ずどんな形であれ報われます。私はそのことをこの編入試験で教わりました。苦しくて泣くこともありました、逃げ出したくなる時もありました、でも諦めませんでした。たとえ合格が出来なくても努力をした経験は絶対に自分の宝になると思います。だから、知ること、勉強すること、努力をすることから逃げないでください。負けないでください。くどい話になってしまい申し訳ありませんが、最後まで読んでくださり、何かを感じたみなさんには必ず合格のチャンスがあると思います。数年後の明るい未来に向かって、夢に向かって頑張ってください。中ゼミの卒業生として、そして編入試験合格者としてみなさんを応援しています。

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