夢への一歩

 私が編入学に挑戦しようと決心したのは、受験する年の3月頃でした。私は「決意するのが遅く、周りからすでに遅れているのではないか…」と、とても不安でした。現在、文学部英米文学科に在籍している私は、ただ漠然と「編入学試験を受けてみたい」という気持ちで挑もうとしたので、当初は受験する大学も、どういう系統の学部に進みたいのかも、はっきりと決めていませんでした。しかし、心のどこかで「教師になりたい」という夢があり、その旨を中央ゼミナールの教育分野担当である高橋先生に相談すると、高橋先生が教育の中でも、いろいろ道があるということを教えてくれました。そのときに、私は「教師になりたい」という夢プラス「教育学部に進んで、何か一つ夢中になって学びたい」と思うようになり、編入学をしようと本格的に思うようになりました。
 中央ゼミナールでの授業が始まると、私は「必ず提出物を全てこなす」という目標を持って挑みました。大学との両立が大変で、時には心が折れそうになる日もありました。しかし、中央ゼミナールの先生方が熱心に指導して下さる姿を見て、私も一度決めたことだから、最後まであきらめずに頑張ろうと思えました。また、教育の専門の授業において、できた友人や先輩の存在が、私の背中を強く押してくれたように思います。授業には、編入学を目指す仲間はもちろんのこと、大学院を受験する先輩方がたくさんいたので、私も負けじと頑張ろうと思えました。また、英語の授業においても、先生方みなさんが丁寧に指導してくれ、時には喝も入れてもらいました。編入学は受験する仲間が周りにいないために、もし一人だったら孤独で諦めていたかもしれません。そんな中、中央ゼミナールに通い始めたことで、先生や仲間からの良い刺激を感じられたように思いました。
 また、学部や大学にもよると思いますが、教育学部を受験するには、多くの場合「志望理由書」というものが求められます。私はこの書類を作成するのに、一番苦労しました。何を学びたいのかが決まっていなかった私にとってはとても考えるのが大変でした。しかし、高橋先生が授業中で、さまざまなテーマを取り上げて下さるので、私は授業を受け、素直に自分の興味のあるものに取り組もうと思えました。そのテーマの中から、具体的に文章に書きあげていくにはより深めていく必要があります。私は、積極的に図書館を利用し、読書を行いながら学び、そのことについて面談を活用し、高橋先生と会話していくなかで、いつの間にか「志望理由書」が完成していたように思います。初めはテーマを決めないといけないという焦りだけがあったのですが、学んでみたいなと思えるものが見つかってからは、自分のしたいことだったので、楽しく学習できたように思います。
 入試当日の面接においても、教育の専門知識や、研究したいことなどが問われたのですが、普段から中央ゼミナールでできた仲間たちと話していたので、難なく終えられたように思います。その結果として、無事に国立大学教育学部に合格できました。
 編入学試験は、専門性が求められることもあり、本当に中央ゼミナールに通って良かったと思っています。春からは、自分の学びたいことができる環境に行けることが、何よりも幸せだと感じています。中央ゼミナールに通ったからこそ「夢への一歩」を歩むことができました。本当に感謝しています。ありがとうございました。 

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