大学入試とは違う編入試験

 私は上記3つの大学以外にも3つ合格しました。しかし、「公認心理師」という新しい資格の関係で入学を断念しました。もしこれから編入を希望する心理学部に在籍している人はよく考えた方がいいと思います。
 まず編入試験には2つのパターンがあります。1つは毎年必ずとっている試験です。これは必ずとってくれるので筆記試験の点数の7割とれば、とりあえず大丈夫です。もう1つは、優秀な人がいたらとろうという試験です。編入試験の多くは後者です。なので中ゼミでは点数を7割とるようにと説明会では言われると思うが、個人的には8~9割を目指すくらいで勉強した方がいいと思います。
 英語について話します。単語はターゲット1900と1000を使いました。よく先輩たちが書いて下さった体験記や受験情報だと1500までで大丈夫というのがよくありますが、私は全部やった方がいいと思います。長文に関しては、中ゼミでやっていたのを何回も繰り返すことが大切だと思います。もし、マークが中心の問題なら、私大の赤本がオススメです。特に日大はいろんな問題があるのでマーク型に対応していると思います。河合塾のやっておきたい500もよいと思います。和訳がメインなら新聞を読むといいと思います。読めば、日本を正しく書くことにもつながるのでオススメです。後はカコ問を繰り返し行うことです。私は10年分×3回やりました。
 次に専門科目について話します。私は心理学だったので心理学のことを書きます。編入試験の心理学はほとんどが用語説明と論述です。論述は400字~800字くらいで字数が指定されているところもあります。心理学は1冊の参考書に頼ると弱い分野があったり、偏った書き方になっている可能性が高いので、要注意です。有斐閣や東大出版といったメジャーなところの参考書を数冊読み込んで内容を理解してから用語説明にしましょう。用語説明は思った以上に時間と労力がかかるので、早めに取りかかりましょう。200字を目安に書きましょう。もちろん、200字ではおさまりきらないものや200字も埋まらないものもあります。基本200字以内指定のはないので、200字超えても大丈夫です。200字も埋まらないものは埋める努力をしましょう。ここで注意したいのは、編入試験において、大学によっては解答欄によってはせまいものもあるので、しっかりまとめられるように準備しておいた方がいいです。過去問は英語と同様に繰り返し行うことが大切です。1つのポイントなのは、受ける大学の先生たちがどの分野の心理学を研究・専攻しているかを調べることです。例えば、認知心理学に関する先生がいて、発達心理学に関する先生がいない場合、発達よりも認知の方が出る可能性が高いです。
 志望理由書や面接に関しては、宍戸先生が説明会で言った通りですので、その説明会にできるだけ参加しましょう。一貫性を持ち、堂々としていれば、基本的には大丈夫だと思います。
 最後に、編入試験は普通の入試と違って、2年次か3年次かそもそも編入試験を受けられるかの書類審査があります。要項をよく確認して、各大学の入試課等に問い合わせをしてください。
 編入試験は、多くの人が受けるわけではないので、とてもつらい気持ちでも周りに人がいないため、大変だと思いますが、最後まであきらめずに頑張ってほしいと思います。

タイトルとURLをコピーしました