海外の短期大学から日本の大学(教育学・児童学)を受験されるみなさんへ

私は、アメリカ・カリフォルニア州にあるサンタバーバラ市立短期大学を2011年5月に卒業しました。これを読んでいる皆さんがどういう経緯で編入を志望しているかわかりませんが、私が日本の大学に編入するにあたって苦労したことや大学を受験する際の注意事項を述べていきたいと思います。
まず、日本の大学の教育学は、1年生からカリキュラムが組まれている大学が多いので、編入を受け入れる大学が少ないこと、そして海外の短期大学出身者を受け入れる大学はかなり絞られます。私は、東北・関東・九州の大学を中心に考えていました。東北では秋田大学、関東は青山学院大学・白百合女子大学・日本大学・東北福祉大学・東京学芸大学・関西は神戸大学・九州は鹿児島大学などが出願を認めています。出願を認める大学を探すこと自体に苦労しました。
大学を受験する際の注意事項なのですが、何度も述べているように海外からの編入なので、出願資格自体があるのかを直接、受験される大学の入試広報課に問い合わせて下さい。大学の中には、出願の前に出願資格の有無を確認する大学もあります。例えば、日本女子大学です。その期間を逃すと受験できなくなってしまう場合もあるので注意して下さい。あとは、多数の大学を受験されると思いますので、卒業証明、成績証明などの書類の原本の何部かを卒業された短期大学に早めに送ってもらうようにして下さい。今年の段階で海外の短期大学の編入を認めていない関東の大学は、聖心女子大学・東京家政大学・大東文化大学・創価大学です。出願資格の有無の確認が必要な大学は日本女子大学・青山学院大学なので早めに書類を送る必要があります。
しかし、受け入れる大学もたくさんあると思うので、受験したい大学のホームページを確認し、早めに行動することが肝心だと思います。海外の短期大学からの編入は大変かと思いますが、中央ゼミナールの教育学担当の高橋先生のクラスでは、教育思想だけではなく、実践記録の話など、非常にためになると思います。また志望理由書の書き方や口頭質問はアメリカの短期大学を卒業した私にとって非常に助かりました。半年間、中央ゼミナールに通学しましたが、小論文の書き方だけでなく、私自身の内面も成長できた場だと思っています。これから受験される皆さんにとって望ましい大学に編入できることを心から祈っています。

タイトルとURLをコピーしました