受験生活の二つの山

 今回、半年間の受験生活で二つの大きな山がありました。一つ目は、6月の教育実習でした。私は、栃木の短大に通学しており中ゼミまでは毎回、片道二時間かけて通学していました。中ゼミの授業は、月曜日と土曜日と日曜日にありました。教職課程を履修していた私は、6月に教育実習があったのです。中ゼミの講師やスタッフの方は、6月は実習で忙しくなるから、無理して中ゼミに来る必要はないと言いました。しかし、今まで受験に関して良い思い出がなかった私は、一か月間中ゼミの授業に出ず、勉強しないで他の受験生に差をつけられることがとても心配でした。そこで、私は平日の授業はやむを得ず欠席をしましたが、土日の授業だけは頑張って出席することにしました。私の実習先は私立の中学校だったので、土曜日も午前中だけ授業があり、終わってからすぐに中ゼミに行きました。幸いにも、一か月間体調を崩すことは無かったのですが、平日は夜遅くまで日誌や教材研究、土目は中ゼミの授業や予習復習で、本当に疲労が半端ではありませんでした。しかし、大変だった六月が終わると、頑張ったせいか他の受験生との差はあまりありませんでした。

 二つ目は、夏休み中のことでした。私の短大は、國學院大學の付属で、多くの学生は内部進学なので受験自体はしません。そのため、受験勉強をするのは外部進学する学生だけで、全員というわけではありませんが、多くの学生が夏休みを満喫している中、一人だけ勉強するのは精神的にすごくキツいものでした。それだけでなく、この時期になってくると、受験する大学全て落ちるのではないかと毎日のように不安に思い、とにかく辛い日々でした。そんな中、夏休みには模擬試験があり、四月の頃に比べてとても成績が上がり、模試の結果を見て自分を励ましていました。この二つの山を乗り越えて、私は無事福島大学に合格することが出来ました。高校の頃からの第一志望だった埼玉大学には、一次試験に合格したものの、二次試験で落ちてしまい、最終的に合格することはできませんでした。中ゼミには本当に感謝しています。スタッフの方々には、何度も志望理由書の添削や、面接練習をしていただきました。日本史の泉先生には、日本史の授業の受講生が私一人だけということもあり、ほぽ個別のような授業で私のためにいろいろと融通をきかせてくれました。また、志望理由書の添削や文献の紹介などもしていただきました。この半年間の経験を活かして、新しい大学生活を送っていきたいと思います。本当にありがとうございました。

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