結果は必ずついてくる

 私は、1年半にわたって中央ゼミナールで勉強してきました。

 編入を目指したのは高校3年生の時でした。その時。私は完全に受験勉強に行き詰まっていました。息抜きにインターネットを見ていたら、短期大学や4年制大学から他の大学に編入できる制度があるというのです。とにかく怠け者だった私は、「希望の4年制大学に受からなかったら、とりあえず入れる短期大学に入って、一年勉強してから就職するか編入するか考えよう」という、楽観的思考で大学受験に臨みました。そんな甘い考えでは当然上手くいくはずもなく、結局短期大学に進学しました。

 短期大学の一年生から二年生の夏まではアルバイトを二つ掛け持ちして、予備校の費用を稼いでいました。あとは短期大学に設置されている編入対策の英語や小論の講座を受けていました。専門科目は何も勉強していませんでした。

 二学期にやっと中央ゼミナールに通い始めました。経済・経営系の添削英語では40点代が取れれば良い方でした。他の科目もイマイチ手応えがなく、やる気の無いまま中ゼミになんとなく通う日々になってしまいました。そして中央大学の商学部に落ちてしまいました。年明け受験で受かるために、冬期講習と目前講習を受けることにしました。冬期講習でとった添削英語で返ってきた答案に書いてあったコメントは「雑すぎる」というものでした。学校の講座や、2学期に他の添削英語をとっていたので現役の頃よりは英語力が少しはましになってきたと思っていたので、ショックでした。そして、丁寧に構文を分析して、その通りに訳すことの大切さを知り。早稲田の社会学部は落ちてしまいましたが、日本大学と実践女子大学に受かることができました。

 しかし、やっとその頃には勉強が楽しくなってきたので、4月からもう一年頑張ってみようと思いました。

 4月からは、添削英語を3科目とりました。あとは先生に指示された問題集などをやっていました。単語テストは常に満点を目指して勉強しました。しかし、浪人で去年からいたという余裕があったので少々サボリ気味でした。そのせいで、9月には4月からコツコツ頑張っていた人たちが点数を伸ばす中、私の点数は伸び悩んでいました。そこで毎日図書館や自習室に、空いてから閉まるまで篭って勉強する生活を始めました。また、現役の時のように三日でやめてしまうのではないかと思っていましたが、試験の前まで続けることができました。

 ミクロやマクロは、去年はとっていなかったので完全にゼロからのスタートでした。最初は回答の仕方もわかりませんでしたが、何枚も書くうちにコツがつかめるようになってきました。他の専門科目も、何枚も書く事で、自分が書いた答案がどのように見られるかが分かりました。誤解を生まないようにわかりやすく書くことができるようになりました。

 中央大学の試験の時、英語は自信がありましたが、専門は問題を見た瞬間に悩みました。しかし、先生が言っていた「手持ちの武器で勝負しろ」や、「多少ずれていてもいいからとにかく書いてこい」という言葉を思いだし、わかる範囲は完璧に書き、あとは曖昧な記憶をたどりながら、自分が書ける範囲で最善をつくしました。その甲斐があってか第一志望の国際経済学科ではありませんが、中央大学経済学部に合格することができました。そのあとに、新潟大学から合格の連絡をいただくことができました。

 短期大学に通っていた頃は学業との両立、浪人の時はいかに気を引き締めて自分に厳しくできるかということが大変でした。しかし、人よりも少し長く受験生をやっていたことで、得られたものは大きいと思います。何よりも重要だと感じたのは、「継続は力なり」です。最初は伸びなくても、続けていれば必ず結果はついてくると思います。

 それを教えてくださった中央ゼミナールの方々に感謝しています。 本当にありがとうございました。

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