信念を貫くということ、そして感謝の気持ち

 僕が編入という選択肢があるのを知ったのは、大学受験が終わった直後でした。その時は志望大学には合格できなかったものの、僕の中ではやりきったという感覚があったため、その編入という選択肢は頭の中に残しつつも、合格した大学で4年間を過ごそうという想いで最初の1年を迎えました。
 しかし、いざ大学生活が始まると、何か僕の中でその生活が味気ないものに感じました。高校時代とは何か別の刺激を期待して大学に入ったのに、いざ始まってみると大して深みのない話を聞いて、単位を取っていくという薄い時間が過ぎていき、このままでは4年間何もこれといったものをせずに終わってしまうのではないかという思いに駆られました。
 ならば、何かにチャレンジしたいと色々と僕の中で考えた結果、受験直後に知った編入を目指すということが僕の頭をよぎりました。最初はもちろんとても悩みましたが、チャレンジということに加えて、今いる学科では将来の選択肢が狭くなってしまうのではないかという不安も芽生えていたので、良い機会だと思い、編入を目指すことに決めました。編入を目指すにあたってまず不安だったのが、編入について何も知らなかったということです。なので歴史があり、それを生かした過去問はもちろんのこと、その情報が多い中央ゼミナールへの入学を決めました。
 中央ゼミナール在学中も大学へは通っていたので、大学での単位取得との両立にはとても苦労しました。でも、ミクロ、マクロ経済学の遠山先生を始め、担当してくださった講師の方々が僕たちを本気で合格させようという熱意を持って授業を進めてくださっていたので、絶対にその気持ちに応えようという想いを持つことができ、7ヶ月半頑張ることができました。試験当日はもちろん緊張しましたが、ノートを見返して「これだけやったんだ」と自分に言い聞かせて、自信を持って臨むことができました。合格通知が送られた時はもちろん嬉しかったのですが、7ヶ月半、自分に負けないでチャレンジできたことがそれ以上に嬉しかったし、そのことに対して誇りを持つことができたと思います。
 上記のような過程を経て、幸いにも合格を掴むことができた僕ですが、正直言って編入は進んではオススメしません。何故ならそれは志望校に絶対合格できるというのが約束されていないにも関わらず、それにチャレンジするに際して多くのことを犠牲にする必要があるからです。でも、そのことを肝に銘じて頑張ると決意した人には、中央ゼミナールは多くのことを提供してくださいます。そこは僕が保証します。そして、そのような決意に加え、自分の先生や学費を出してくれる親戚、両親に対して感謝の気持ちを忘れないということ、これが大事だと思います。常に人に支えられているということを忘れずに過ごしていくということ、そのような人として大事な部分を持つということができる人が最終的に合格できると、僕は思います。僕自身もいろいろな人に支えられた、ということに対して感謝の気持ちを忘れずにこれからも生きていきたいと思います。
 最後に一つ、僕が勉強中一番聴いていた曲に好きな詞があるので、載せておきます。
 “誰かが僕を笑っても、無理だって笑っても、それを決めるのは僕自身だから
  弱くはかない一瞬に、強くなりたい一心で、どこまで行けるだろう”  ビリーヴ/GReeeeN より
応援しています。頑張って下さい。
 そしてこの7ヶ月半の間、ずっと僕のことを支えてくだった全ての方に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

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