編入は自分の人生を変える最後の手段

私は前に在籍していた大学に推薦で入学しました。もともと高校が商業高校で進学校でなかったのと、勉強についていけなかったので、推薦しか選択肢がなく、推薦で大学に入学しました。高校時代は、大学なんてどこも一緒と思っていました。だから、「推薦って楽な手段だな」って思っていました。大学入学後にその考えは変わりました。周りの学生はチャラチャラした人ばかり、講義中にはゲームをしている人や寝ている人ばかりでした。「なんでこんな奴らと勉強しないといけないの?」と強く思いました。また、試験前の講義では、テスト範囲ではなく答えを教えていたのでその時だけ講義に出席する連中が大半でした。そんな人を見て「一緒にいたくない、この大学卒業しても社会でまったく役に立たない、一生の恥だ」と思っていました。ですが、このようなことを思いながらも3年間大学生活を続けていました。
そんなとき一人の女性と知り合い、付き合うことになりました。付き合ってから知ったことなのですが、その子は現役で慶応に合格した人でした。その人にずっと大学の愚痴を言っていました。そして、その彼女から初めて編入のことを聞きました。そのときは、「へー、そんなのあるんだ」としか思いませんでしたが、ある日、彼女と喧嘩し、「行ってきます」や「サヨナラ」もなしに留学され音信不通になってしまいました。「自分が馬鹿だからいけない、勉強すればもっと相手の気持ちになって考えられる、価値観を近づけたい、編入に成功して会いに行く、そして謝りたい」本当に単純馬鹿の考えることで編入を決心しました。親には本当のことを言えず、ただ勉強をさせてほしいと言いました(今も本当のことは言ってないです)。
私は英語が大の苦手でした。英語で高校受験、大学受験を諦めたと言っても過言ではありませんでした。なので、入学当初は不安で仕方がありませんでした。千頭和先生の最初の添削のテストでは辞書を使っても訳すことができず、「中学1年生からの参考書をやってください」と書かれていました。すごくショックでした。こんなので本当に合格できるのかと最初は思っていました。ですが、千頭和先生から言われたことを信じてずっと勉強していました。すぐに結果はでませんでしたが、徐々に構文や単語がわかるようになり、点数も上がってきました。ミクロ、マクロ経済、論文では、担当講師にお世話になりました。稚拙な質問にもいやな顔せず、やさしく答えてもらい、また、志望理由書作成など本当に気にかけてもらっていたと思います。遠山先生は時事小論文でお世話になりました。遠山先生も親切に私の質問に答えてくれました。女子に人気があったのが羨ましかったです(笑)。
私の一番の強みだったのは朝一番に自習室に来て左の一番前の席を制圧していたこと、すべての授業を一番前の真ん中の席で聞いていたことでした。夏期講習に入る前までは、私が一番中ゼミで勉強したと思います。「とれる一番はとる」が私のモットーなので(笑)、中ゼミに入ってから友達もでき、友達とはご飯を食べたり、恋話をしたり、泣いたり、笑ったり、いろいろなことを経験しました。自分は馬鹿すぎたので友達の存在が合否を分けたと思います。わからなかったら聞いて、納得するまで聞く、友達と勉強したほうが記憶は残りましたし理解もできました。
私が最初に受験した大学は香川大学でした。試験が9月であったのと本命でなかったので軽い気持ちで受験しました。面接があったので面接の対策も一応練習をしましたが、本番では頭が真っ白、面接官の質問で「この大学じゃなくてもいいんじゃないの?」の質問に「そうですね…」と否定するところを肯定してしまう始末に…。結果は当然落ちました。ですが、これがきっかけとなり、結果が出るまではなるべく昼は早く食べ、無駄な話はしないことに決めました。そして、大分大学受験を迎え、遠山先生の時事が見事にはまったこともあり、合格をすることができました。中央大学受験では、今までの肩の荷が下り、英語以外はほぼ独学で進めました。手ごたえはなかったのですが合格し、最高の結果で中ゼミ生活を卒業できました。本当は中央大学で勉強をしたかったのですが、国立にずっと憧れていたのと、今まで親に迷惑を掛けまくっていたので、大分大学への入学を決意しました。
私は、希望の大学に入ることが目標ではない、入学してからがまたスタートであり、一般で入った学生に追いつき追い越すことが目標であると思っています。だから受験が終了した今も欠かさず勉強を続けていますし、1月には、イギリスへの語学留学が待っています。ここまで私が勉強をしたいと思っているのは、今まで勉強に興味が持てなかったのももちろんありますが、中ゼミの先生のサポートや、友達、大切な人を守りたいと思う気持ちが私をもっともっとやる気にさせてくれます。
終わりに、中ゼミに入って本当によかったです。1年で人は変われると実感しました。結果はすぐには出ないと思うが、そこで諦めず続けることが大切!編入は自分の人生を変える最後の手段であると思いますので、頑張ってください。

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