一歩踏み出す勇気

 私は、2月のプレ学期から中ゼミに通い始めました。それまで病棟勤務をしていましたが、授業が始まってすぐに、勉強と仕事の両立は自分には無理だとわかり、3月で仕事を辞め、勉強に集中できるよう環境を整えました。アルバイトもしませんでした。

 英語は、まず品詞がわかっておらず、品詞を嫌がらないところから始めました。小論文は5行程度しか書けない状態で、情報収集としてまず新聞を読み始めました。看護学も、臨床現場で働いていたわりには解けない問題が多くあり、日々の予習から始めました。

 7月にあった筑波大の試験結果は、不合格でした。わからない単語が多く、英文を約半分しか読めず、面接もうまく答えられませんでした。

8月の夏期講習期間は、ほぼ毎日中ゼミで過ごしていました。自習室に来て、みんなが頑張っている姿をみて、自分も頑張れました。

 9月は千葉大と神奈川県立大の試験でした。

千葉大は自分にはレベルが高すぎると感じ、受験するのをやめようと思っていましたが、宍戸先生に背中を押してもらい受験しました。時間がなく、自分なりの対策はせず授業でやったことを復習した状態で臨みました。面接は宍戸先生に何回もみてもらいました。

神奈川県立大学は、5年分の過去問をやり自分なりに対策をとって臨みました。本番でも手ごたえがあり、面接もうまくいったと思っていました。

 10月。神奈川県立大学の結果は、不合格でした。かなり落ち込んでしまいました。

しかし、翌日の千葉大学の結果が、合格でした。驚いて、すぐに宍戸先生に報告に行きました。諦めないで続けてきて、本当に良かったと思いまいした。

 中ゼミで過ごした数カ月は、私にとってとても貴重な時間でした。一歩踏み出すと、周りの環境が少しずつ変わり、自分も変わっていけるということを実感しました。

 最後に、特にお世話になった、宍戸先生、千頭和先生、野本先生、眞子先生、本当にどうもありがとうございました。

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