片道2時間半かけて通った成果

こんにちは。私は4月から中ゼミに通い、2014年度からは九州大学の経済学部に進学するつもりの者です。約8か月ほどでしたが、私が体験した受験の感想、およびオススメの本を書いていこうと思います。また、私は4月の時点で英語の成績に関して千頭和先生に「そんなんだからバカ大学生なんだよ!」とけなされて、脅されて努力した人間です。そういう人向けに書くつもりです。

注意しておきますが、私個人の感想であり、私は本命であった大阪大学には残念ながら落ちてしまったので、あくまで「そういう人」として受け取っていただきたいです。もし、経済学部編入のトップである大阪大学や京都大学に是が非でも行きたい、という方は受かった人の体験記を見てください。

ですが、私の様に元いた大学のレベルが高くないというかたは「自分に合った」受験体験記を参照していただきたいです。というのも中ゼミにははっきり言って「Fラン大」から「一流大」まで様々な人が来るからです。残念ながら元いた大学のレベルが高い方の方が編入でもいい大学に受かります。勿論下剋上は可能ですが、背伸びをしてほしくない、ということです。そして最も良いのは中ゼミのスタッフに直接相談することなのです。

『9月の受験』

とにかく英語を何とかしましょう。多くの方の初戦が9月の名古屋大学(とほとんどの方が受験しない九州大学)です。両校とも英語ができなければ箸にも棒にもかかりません。名古屋大学で「小論文勝負」のスタートラインにすら立てないのです。千頭和先生のだすおすすめ教材をカツカツこなしましょう。英語のおすすめ教材は『システム英単語』(駿台文庫)。これの「多義語」の部分を強くお勧めします。それ以外はターゲットで十分でしょう。

名古屋の小論文なのですが、大事なことは型を保持する、ということです。名古屋大学では若干ですが、型を崩してしまい落ちてしまいました(実際は、面白いことを書こうと気負いしすぎて支離滅裂なことを書いたことが原因だと思っています)。名古屋の前の日くらいには、小論文に関して作戦を立てましょう。

『10月の試験』

私はマクミクの練習の一環として福島大学を受験しました。受かっても福島大学には行くつもりがありませんでした。ここで、10月の(練習)試験として福島大学と同志社大学を受験することを勧められると思いますが同志社大学の方が良いと思います。というのも過去問を参照してほしいのですが、個人的な印象として、マクミクは同志社のほうが難しく、福島は、特に今年に関しては、年々易しくなっていると思うからです。今年は同志社のミクロで2学期の最後で習う貿易論のところが出題され、受験した友人は「な、なんじゃこりゃ~」となり、とても良い経験になったといっていました。本命の11月に向けて、ということであれば同志社をお勧めします。

『神戸大学』

11月の初戦は神戸大学です。経営学部はトイックの提出が必須で、経営学の知識も必要になります。経営学部では、トイックのスコアは700点以上くらいないと厳しいらしいです。私は経済学部を受けました。言及しておきたいことは早めにホテル予約をしておくべきだ、ということです。私は大阪大学のことで頭がいっぱいで直前までホテル予約をしておらず、焦ってホテルをインターネット検索したときには高いホテルしか残っていませんでした。ですから金銭的に余裕がない人は1か月前くらいから予約を取ることをお勧めします。これはどこの大学でも同じです。あと、大学下見した方が良いですよ。神戸大学は山の中にあり駅からバス(若しくはタクシー。最も確実です。)で移動することになります。都心の人ほどバスに乗らないと思います。私の様にバスを乗り間違えて下見をあきらめないように!

友人の話なのですが、辞書が使える英語の試験で大英和辞典を持参した人がいたそうです。勿論中ゼミ生ではありません。手になじんでいない辞書を試験で使って意味があるとは全く思えないのですが(その人が合格していることを願っています)皆さんはそんなことしませんよね。

『大阪大学』

過去問を見てもらえばわかりますが、今年は一気に傾向が変わりました。ミクロがほぼ数学に、マクロで金融論、日本経済史は世界経済史的な何かと経営学に変わっていました。私のように前年まで50点出ていた日本経済史を必死こいて覚えていた人は英語や数学ができる人に負けました。来年以降はどうなるかさっぱり分かりません。ですから、阪大を受ける人は他大学を受ける人たちよりもはるかに努力しないといけません。英語、微積分、線形代数、ミクロ、金融論、マクロ、世界経済史、日本経済史、マルクス経済学、経営学、統計学など…自分でやる必要があります。受けるかどうかを4、5月の早い段階で決めて中ゼミのスタッフに相談しましょう。上に書いたもののどれに重点を置いて勉強すればよいのかしっかり相談しましょう。新宿の紀伊国屋本店がマクミク等の本の品ぞろえが良いです。自分で考えて本を買ってください。

『京都大学』

頑張ってください。英語ができる人だけが受かる大学だと思います。英作文の対策は必要だと思います。

『横浜国大』

強く生きてください。トイックが最低700以上?ないと検定料寄付部隊になるそうです。

『東北大学』

横浜国大とは違いトイックが500点台でも受かる可能性があります。また、名古屋大学や大阪大学に受かった人はまあ受験しに来ないのでとても狙い目です。おそらくマクミク+経営学、若しくは、マクミク+マルクスで受けることとなると思います。経済史は世界史、日本史の両方から出題されるし、独学がマストなのでお勧めしません。マルクス経済学に関してですが、お勧めの教材は、『高校生からわかる「資本論」』(著:池上彰 集英社)と『入門講座「資本論」を学ぶ人のために』(著:平野喜一郎 新日本出版社)です。まずは、4月くらいで前者を読んでマル経の概要をつかみ、後者を読んでください。東北大学のマルクスの過去問を参照してほしいですが、京都大学よりも難しいです。アダムスミス・リカード・マルクスの労働価値説の違いの部分をニヤニヤしながら読めると一人前だと思います。勿論中ゼミのマルクスの授業をとるのはマストです。経営学は公務員テキスト等を使って勉強すると良いと思います。先生に聞いて下さい。

「最後に」

僕は群馬県から片道2時間半かけて中ゼミに通いました。大雨が降っても駅まで自転車をとばし、台風が来れば東京で一泊しました。私が合格できた理由の一つは、片道2時問の電車の中で毎日勉強したことだと思います。根性出せば通えます。頑張って通ってください。

最後になりますが、遠山先生、千頭和先生、中原先生有難うございました。深く感謝申し上げます。(中ゼミの欠点は阪神ファンの先生が多いことだと思いますよ!)

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