中ゼミでの一年間の体験

中央ゼミナールの事はインターネットで知りました。編入試験をインターネットで調べたところ某掲示板に中央ゼミナールがベストだと書いてあったのです。相談の電話をすると、まだ入塾さえしていないのに親身に相談に乗ってくれたので入塾を決めました。高円寺駅から徒歩3分という立地の良さも決め手でした。都心からすぐ近くの駅前と言うのは日本でも最高の立地だと思います。

中央ゼミナールに通い始めたのは2月の終わりからでした。春期講習の法学入門の様な授業だったと思います。個人的にはそこそこできると思っていたにも拘らず、法学の問題がよく分からずショックを受けました。独学では自分の出来具合も分からず困ることを改めて痛感しました。しかし実際に授業が始まると基礎から積み上げる形だったので、それ程苦労はしませんでした。むしろ大変だったのは夜遅くまで授業があり、帰宅するのが午後11時半になることもしばしばだったことでした。しかし今から振り返るとそれは大したことではなかったと言えます。

科目別に考えてみると、論文の授業は大学の授業とは全く異なる論述の演習なので独特の雰囲気に慣れる必要がありました。あまりよく知りませんが専門学校のような感じでしょうか。実際に知識を知っているかどうかと論述が出来るかどうかは全く別の問題なので、仮によく知っていると思っていても授業を受ける必要があると思います。最初のうちは時間が足りなくて困るかもしれませんが、実際の試験では時間が余ったぐらいですし、時間はそれ程気にする必要はありません。

英語については、文章がとても難しいので再提出が重要です。最初の内は点数を気にしても仕方ありません。編入英語は難易度が変わりやすいように感じます。勉強を続けると一学期の終わりか夏休みあたりから出来が安定してきます。そして、単語力は自分が思っているより付いてないことが多いので、単語帳は入学前から始めた方が良いと思います。

次によくある質問として下見やお試し受験が必要かというのがありますが、大学受験をしたことがある人なら必要ないと思います、なぜなら基本的にあまり変わらないからです。むしろ注意すべきなのは編入試験においてよくある複雑な手続きです。元の大学の書類や複雑な願書を管理するのは繁雑で大学受験とは比較になりません。直前になって慌てることが多いので注意しましょう。自分は在籍証明書を忘れるところでした。あのまま忘れていたら書類不備で落ちていたと思います。この点は他の受験と異なるので特に注意が必要です。

高円寺の一番の思い出は、駅の中のパン屋さんです。中央ゼミナールと言うといつもそのことを思い出します。

今思うと、時間の流れが去年は速かったと思います。大学生の夏休みは長いはずなのですが、あっという間に終わっていました。速く時間が流れたというのは、それだけ充実していたということかもしれません。ですから、自分からこれを読んでいる皆さんに言いたい事は、中央ゼミナールでこれから一年間勉強漬けで過ごせば必ず良い体験になり得ると言うことです。結果論かもしれませんが、もし中央ゼミナールに行かなかったら自分はとても後悔していたと思います。もしこれを読んだ人に、この合格体験記が決断の一助になったと感じて頂けるならば、自分としてはこれ以上の喜びはありません。皆様のご健闘を心からお祈り申し上げます。

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