大学編入しようと思った理由

 受験体験記を書くにあたって、まず中ゼミのスタッフの皆様に感謝申しあげます。本当にお世話になりました。

 さて、いきなりですがこの体験記を読んでいる皆さんの中には不安を紛らわすためにこれを読んでいる人がいるのではないかと思います。規模が小さく何が起こるか予想がつかない編入試験に臨むにあたってそのような不安は当然あると思います。私も中ゼミに通っていた頃は不安で仕方なく、この体験記を何度も読みました。

 極論を言えば、この体験記を読む時間があるなら各種専門書を読んだほうが合格に近づきます。しかし、脇目も振らず勉強し続けるなんて不可能です。もちろん遊んでばかりでは合格できませんが、これを読む時間くらいはあっても良いのではないでしょうか。この体験記で皆さんの気が少しでも楽になれば嬉しく思います。

 私が大学編入をしようと思った理由は色々あるのですが、ざっくり言うと、①学部、②大学、③成績をなんとかしたかったからです。①と②は他の方と被りそうなので割愛し、③について書きます。

 編入をしようと決めた二年生に上がる直前の私の成績はとても悪く、具体的には20単位でGPAは0.4しかありませんでした。これはうちの大学の二年に上がるための最低単位で、ギリギリ二年になれたという感じでした。自業自得ですが、毎年毎年留年の危機にさらされながら、退屈な経営学の授業を後三年も受けるのはゾッとしました。それで現状を打開すべく色々調べていくうちに編入という選択肢を発見し、やってみようと思ったのです。なぜ編入することで成績の問題が解決するかと言うと、編入後の単位は基本的に編入以前の大学の評価に関わらず一括認定されるからです。また、編入先の大学によっては履修単位数に上限がないため単位不足の挽回が可能です。

 このように成績の悪い人の救済策としても編入は有効なのです。ただし、編入の際成績がいいほうが有利なことは言うまでもありません。多くの大学は選考基準に在籍大学の成績を挙げていますし、成績による書類審査のある大学もあります。また、単位が少ないと編入出願条件となる単位数を稼ぎながら、受験勉強しなければならないというデメリットも生じます。(特に秋以降受験と授業が被ると地獄でした。)しかし、それでも私は、よくない成績をなんとかしようとする姿勢が大事だと思っています。成績不振の人も諦めないでください。

 次に他学部から法学部を受ける人にアドバイスしたいと思います。最初は法政治系特有の単語を覚えるだけでも精一杯になると思います。でも授業にとりあえず行きましょう。一学期はついていけなくても真面目に頑張れば夏期講習で復習することでなんとかなると思います。オススメの復習方法は解答例を録音して移動の時間で聴くことです。

 最後に英語についてですが、一般入試型の問題、和訳、TOEICなど受験校で問題が違うと思います。一通り対策するか、絞るかどちらがいいか正直私には分かりません。でも、もし迷っているならとりあえずTOEICを受けてもいいと思います。二年の4月に始めると受験機会は7月の終わりまでの3回だけなのでそんなに負担になりません。スコアの如何に関わらずそれが終わってからは他の勉強に時間が割けます。

 長々書きましたが最後まで読んでくれてありがとうございます。皆さんが志望校に無事合格できるように祈っています。

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