自信をもって本番に臨むことができた

 私が編入を志した大きな理由は、コロナウイルスによるパンデミックの影響でした。元々、シンガポールの大学に留学するつもりでしたが、コロナによって困難になってしまいました。また、現在の大学には留学したいという気持ち一つで進学しましたので、今後数年留学が難しいかもしれないという状況を踏まえて、大学を離れようと思い立ちました。学部の選択については、経済学部や経営学部などと悩みましたが、大学一年の頃から少しだけ法学と政治学に興味をもっていたこともあり、そのような類の本をよく読んでいたこともあったので、法学部を志しました。しかしながら、現在の大学に法学部が無く、提供されている教養系の法学の授業だけではとても十分とは言えませんでした。また、必要な単位数がまだ足りず現在所属する大学の授業を継続して受ける必要があり、受験にかかる費用は自分でもつ約束でしたので、バイトにも時間をとられていました。そこで、効率的に勉強する為に予備校を利用することにし、中央ゼミナールの通信サポートを利用することにしました。科目は、法学部英語、政治学、実定法学、法学小論の四つの講座をとりました。私はそれまで本格的に法学、政治学の勉強をしたことがなかったのですが、テキストの説明はとても分かりやすかったです。ノートの作り方やテキストの進め方、参考書などできる限りは全てカリキュラムの指示に従っていました。参考書の選び方については、推薦された参考書を図書館で借り、一通り読んでから自分に合う本をそれぞれの分野で選び、以後はそれを利用していました。添削は郵送してから戻ってくるまで二週間程度かかるので、返却後なるべく早く次の添削を送れるように予めストックをつくっていました。僕が本格に編入試験の勉強を始めたのは四月の後半でしたので、試験本番まで半月しかありませんでした。そこで、七月までは政治学、実定法学のテキストを繰り返し読み込みつつ、添削を送り返却された答案の復習ノートを作っていました。受験予定校の過去問に八月から取り組み始めました。また、過去問を解くことによって、大まかにそれぞれの大学の傾向を掴み、自分が受験する大学を決めていきました。直前期はこれまで取り組んだ内容の最終確認をしつつ、受験校の過去問に取り組んでいました。志願理由書は七月中に書いてメールで何回かやり取りをして修正しつつ完成させました。志願願理由書は、論文や本を参考にしつつ書く必要があるのでかなり時間を費やしました。この点、もう少し早く取り組むべきだったと思っています。英語の外部試験に関して、留学の提出用に受験していたTOEFLのスコアを利用しました。コロナウイルスの感染拡大で英語の外部試験の利用はかなり変則的になってしまいました。TOEFLについては家で受験できる方式が一時的に採用されました。また、TOEICについては、試験が長期にわたって開催中止になった上で、受験資格の入手法が抽選方式になってしまいました。自分の場合は、受験校で一校TOEICのスコアを利用したかったのですが、抽選に落ちてしまいTOEICのスコアを使う事ができませんでした。資格試験は今年度の入試は変則的でしたので、WEBサイトを定期的に確認しつつ、不明瞭な部分などを受験校の教務課に電話で問い合わせをしたりして準備していました。また、これは出願や本番についても然りで、自分の受験校にはありませんでしたが、面接がオンライン形式になったり、一次試験が書類選考になったりと大きな変更があった大学も少なくなかったので、情報収集は今年特に気を付けるべき事項あったと思います。入試本番もコロナに大きく影響されました。自分の受験校の中には一週間前から熱を測り記録表の提出が必要であり、マスクの着用が必須でした。また、コロナ以外でも入試一週間前に英語の試験において辞書の持ち込みができなくなるなど直前の変更もあり、終始色々と振り回さました。ですが、入試本番で実力を発揮できれば合格はできます。その点につき、コロナの影響を大きく受けた半年でしたが、中央ゼミナールのカリキュラムのお陰で自信をもって本番に臨むことができました。

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