なめることなくしっかりと毎日勉強

 編入試験を終え、今こうして体験記を書いていると何とも言えない気分になります。私にとっては、大学受験が上手くいかず、何とか巻き返してやろうと思って受けた試験でした。私は現役の時、東京にある某帝大に行きたく、受験するも失敗。後期試験であえなく地元の国立大に進学しました。しかし、第一志望の所とはもう言わないので旧帝大にいきたくて、何とかならないかと思っているところで、編入試験のことを知りました。

 そのような経緯で、私が編入試験を受けようと決意したのは入学した当初からでしたが、地方在住で情報もなく途方に暮れていたのを覚えています。そこでインターネットを使い、情報を集めている中で中ゼミのサイトを発見し、とても有益な情報を得ることができました。その中で、編入志望校である北海道大学法学部の試験形式が小論文と英語だということがわかりました。それに向けての勉強を開始…しようと思ったのですが、サークルに入り、そこで活動しているうちにあまり勉強しない日々が続きました。そんな中、八月の模試をいくつか受けてみたところA判定が出てしまい、ますます勉強しない日々が続きました。今思えば、失敗の元でした。そして、特に勉強もしないうちに試験日が来てしまい、受験。そして、不合格通知がやってきました。

 この体験から言えることとしては、大学受験での力がいくらあると思っても、編入試験は全く別物なので、それ用の勉強はするべきだということです。特に英語はニューヨークタイムス、ジャパンタイムスあたりは毎日読んでおいたほうが良いと思います。また、英エコノミスト誌からは出題が多いようなので、読んでおくとよいと思います。大学院の過去問などをやるのも良いと思います。

 勉強法としては、まず構文の力をつけるべきでしょう。これは大学受験用の参考書で十分だと思います。語彙については、大学受験レベルでは足りないと感じました。もちろん、受験レベルの語彙力は身についていることが前提ですが。そして、何よりも一番大切なのは、音読です。これをするとしないでは大きな違いが出てきます。小論文については、新聞の社説を毎日読むこと。文章を書く練習をするなどといったことが大切だと思います。

 この方法を実践していたのは現役の時ですが、合格から10番台にまでこぎつけたので、プラスアルファで勉強すれば合格できると思います。

 とにかく、なめることなくしっかりと毎日勉強することが大切だという言葉で締めせていただきます。

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